音楽の興奮と感動でとろけまくった『"sottcz"10_TOKYO』ライブレポ

こんにちは。小田急と申します。

兼業ライターをやっています。

2019年、仕事納めの記事でございます。

 

今回の記事は、2019年11月30日(土)に東京で行われた、

『"sottcz"10_TOKYO』に行ってきたぜライブレポートです。

 

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以前、岡山の音楽イベント『waltz’19』の

ライブレポート執筆をオファーしてくださった(※)近さんから、

「東京でイベントやるのでレポートお願いします」と、

ご依頼を頂きました。かぁ~! ありがてぇな~!

 

※以前の記事はこちらから読めます

https://odadesu.hatenablog.com/entry/2019/07/22/120000

 

前回同様、本筋だけで良い!

ってかたは、ライブレポートに飛んでくださいね。

 

はじまり

 

前回の記事は

“音楽知識がない自分が、ライブイベントに行っても楽しめるのか”

に焦点を当てて執筆しました。

熱量でひたすら読む人を殴るという荒業で書いた記事でしたが、

いろんな方からいろんな反応を頂いて。ありがとうございます、ホントに。

 

今回も熱量はマキシマムに込めたのですが、それに加えて

“フラットな気持ちで執筆する”ことを意識しました。

なぜなら、今回の出演者のなかに私の知り合いが多いからです。

 

「私ィ~あの人たちとはァ~付き合い長いンすよ~wみんなキャラ濃くて最高~w」

 

っていう感じを1ミリも出したくないなぁって気持ちで書きました。

読んでもらえると嬉しいです。

 

会場入り

 

近さんから「14時までにはなかに入っていてね」という連絡があったので、

開場30分前に新宿 Live Freak周辺に到着。

それから10分後、まだ入れない。完全に迷った。

 

あ、これはダメだ。詰んだわ。

終わった。レポート終わりです。解散解散解散!

 

となっていたところに、演者の阿久津くんがたまたま私を見つけてくれて。

ニンテンドー64ゼルダの伝説のナビィばりにエスコートしてもらえて、

なんとか会場に到着。圧倒的感謝……!

 

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会場入りすると、リハーサルの真っ最中でした!

緊張と楽しみが混ざり合ったような表情を浮かべている演者たちを、遠目で眺める私

 

ライブのときのライターってどういうポジションなんだろう。

背景の一部? いや、一応人間だから黒子のがしっくりくるかな。

私は黒子、私は黒子。

 

モブになることを決意した私でしたが、

このあと少女漫画のような展開が私に降りかかってくるなんて、

思いもしませんでした(あとがきでこちらの伏線は回収予定です)。

 

ということでお待たせしました、ライブレポートです。

レポート内の演者さまは敬称略表記となっております。

 

 

"sottcz"10_TOKYOライブレポート

 

 

Jockstrap'n Tuxedo

 

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「みなさん踊れる準備はできていますか! 踊っていこうぜ!」

Gtぶたきのの雄叫びで幕を開けた"sottcz"10_TOKYO。

ギター・ベース・ホーンセクションの力強い演奏に、

軽快な打楽器とキーボードが追随する。

 

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東京スカパラダイスオーケストラの名曲たちをゴキゲンに演奏する」

の告知の通り、Jockstrap'n Tuxedoは、

日常では味わえない興奮の舞台を、瞬く間にセッティングした。

一曲目「Paradise Has No Border」を見事に披露した一同は、

メンバー紹介を兼ねてのMCタイムを開始。

メンバーの名前を全員同時に告げる“聖徳太子専用自己紹介”や、

MCの合間にKeyりゅうがメンバーたちとセルフィーを撮り合う

“突然のギャルみ”などを披露し、観客たちの笑いを誘った。

かと思えば、次曲の「美しく燃える森」では場の空気を一変させ、

途端にムーディーに仕立て上げる。

 

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スーツを身にまとった男たちの自由な仕草……!

それに合わせた軽快な演奏が、実に心地よい……!

 

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各曲中にはメンバーたちそれぞれのソロパートも存分に盛り込まれ、

9人全員の見せ場を存分に披露した。

ハイスピードな「ルパン三世のテーマ('78)」では

客席に飛び込まんばかりのギターソロも披露され、

会場の熱気はラスト曲においてもさらに加速した。

 

モテたいからバンドをはじめたって話はよく耳にするけれど、

ステージの間近で演奏を目撃すると、その原動力がよくわかる。

音楽に夢中になって、楽しそうに自身を表現するさまは、カッコいい。

カッコいいが詰まっている。演者たちがみんな、輝いて見えた。

 

"sottcz"10_TOKYOのスタートダッシュに相応しい、ゴキゲンな演奏でした!

 

山田尚

 

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続いての登場は、

神奈川県厚木市を中心に活動するシンガーソングライター、山田尚史。

演奏前、彼はギターのチューニングをおこなっていた。

眼差しは真剣そのもの。観客側の声は、一切耳に入っていないように見えた。

物凄い集中力だ……!

 

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1曲目の「雨」がスタートし、ギターから零れる優しい音色と、指でギターをノックする音が響く。2つの音が、まるで窓をうつ雨音かのように聞こえてくる。

一瞬で、観客たちを山田さんの世界に導く引力に、身震いする私。

芯から穏やかで、透明な声が、会場内に浸透していく。実に心地よい。

演奏が終わる頃、私は彼の歌声にすっかり魅了されていた。

 

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「2020年、音楽活動20年になります。“山田さんだからお願いしたい”と頂ける仕事を、1個1個辿るように音楽をして……ご飯を食べています」

 

MC中、彼が観客たちに伝えた言葉を思い返す。

私が、彼の楽曲全てで感じたことは“ひたむきであること”だ。

どうやって曲が生まれて、どのような思いを込めて歌っているのか。

表現活動に対していかに実直であるかが、30分間の間で存分に体感できた。

私はもう、最後の楽曲「しんあい」で涙腺も刺激されちゃって

「わかる。泣いた」を繰り返すギャル(※)と化していた。

※ギャルは私のなかで最上級の誉め表現です。

 

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素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

ケイタアンドザマスーオ

 

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関西からケイタアンドザマスーオが華麗に登場。

いくつものレイヤーで構成されているマスーオの独創的な装いが実に魅力的で、

演奏前からいくつもの歓声が投げかけられていた。

「説明文」の「私を説明する言葉が消える」という歌詞はまさに言い得て妙で。

マスーオの多面的な歌声に耳を傾ける観客たちが、

彼の“存在証明”を形成していくように見えた。

 

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マスーオのライブでは、段階的に衣装を脱いでいく。

このパフォーマンスには、きっとさまざまな意味が込められているように思うのだが、

少なくとも私にとっては、

“本当の自分をさらけ出す”というよりも、“すべてが自分”であるように感じた。

そう感じた理由は、実にシンプルです。

どの瞬間のマスーオも、素晴らしいライブだったから!

 

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「something like this (feat. fumio susaki)」では

楽曲のスーパープロデューサーであるfumio氏を招き入れ、

即席アレンジを加えながらの歌唱にも挑戦したマスーオ。

fumio氏のアレンジに対して見せる笑顔から、

“予定不調和の喜び”のようなものを感じることができた。

マスーオの世界と溶けあう臨場感に、観客側からも歓声が湧き上がっていた。

 

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いやもう、色香よ。

美がジンバブエドル並にインフレを起こしている……!

 

極彩色のスポットライトに照らされ、

さまざまな“マスーオ”を鮮やかに煌めかせたステージでした。

 


CRAPPY STUDIO

 

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2018年に沖縄で行われた"sottcz 04_NAHA"以来の登場となるCRAPPY STUDIO。

彼女たちが東京でライブを行うのはこれが初めてとのこと。

 

1曲目がはじまるやいなや、弾き出されていくパワフルな重低音。

遠雷の振動が体を伝うかのような、圧倒的な音の力がステージを支配する。

 

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そこへ更に、ボーカルえりの、

その場の重力が1.5倍になるんじゃないかばりのヘヴィな歌声。

3人が繰り出すパフォーマンスの数々に、見入ってしまう。

聴き入ってしまう。観客たちの心を、掴んで離さない!

ベースのかめとドラムのふーまが後方で支援し、

最前線で歌声とギターを披露するえりのプレイスタイルは、

さながら背中を任せて先陣に立つ戦士かのよう。

マジでかっこよかったです。

あと、これは完全に私情ですが、

えりが演奏の合間にメガネをクイってする仕草もスーパーかっこよかったです。

 

「男だとか女だとかどっちでもいいよ 俺の眼だけ真っ直ぐ見ろ」

 

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加速度を高めていくベースサウンドを、高速の指さばきでこなしていくかめ。

楽経験者にとって、彼の演奏はどういう風に見えるんだろう……と、

客席に目をやる。みんなが、彼の手元を凝視していた。

やっぱすごいんだ、彼の演奏スキルって……!

最後の楽曲「リピート」を演奏中、

かめのベース音が上手く出ないアクシデントが発生。

しかし、えりとふーまは実に冷静に、プレイを進行していく。

なんとか調整が完了し、ベースを構えるかめ。

不意に、ドラムのふーまに目線を向ける。

 

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“待ってました”と言わんばかりにふーまがアイコンタクトを取り、

静かに頷き合う2人。直後、力強いベースの音が鳴り響いた。

 

なんだこれ! かっけええええええええ!!

こんなシーン、ヤングマガジンで読んだことあるわ!

 

全てにおいて熟練された圧巻のパフォーマンスに、歓声が絶えないライブでした!

 

白雨

 

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このイベントの1か月前に行われた”sottcz”08_SAPPOROに出演する予定だった白雨。しかし、台風が本州を直撃し飛行機が欠航となったため出演はキャンセルに……。

そのリベンジを果たすべく、急遽"sottcz"10_TOKYOへの出演が決まったとのこと。

そのこともあってだろうか、

「4人で演奏できるこの瞬間を大切にしよう!」

という想いが伝わってくるステージだった。

 

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4人が奏でるサウンドは、ずなりの歌に寄り添うようにリズムを刻んでいく。

穏やかに流れていく「ぐるぐる」に、観客たちは思い思いに身をゆだねていた。

 

「世知辛い世の中ですが、頑張っていきましょうってことで」

 

MCでは常に緩やかな雰囲気をまとい、観客たちの心をほぐしていく。

「さよならはすみれ色」では、演奏前にコールアンドレスポンスの練習。

慣れないことで少し声が小さいフロア。

 

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「もうちょっとはじけようか。ほとんどの人とは、二度と会わないと思いますしね(笑)」

 

笑いを誘うずなりの何気ない言葉が、私の心に強く刺さった。確かにその通りだ。

このステージが一期一会の旅であるのならば、

一時の恥をかき捨てて、全力で楽しむほうがいい。

高い演奏スキルはもちろんのこと、観客と演者にあいだにある壁を壊す言葉の力も、きっと白雨の魅力なんだと思う。

音楽の楽しみかたを知っている人はもちろん、そうじゃない人に対しても、きちんと導いてくれるバンドだと強く感じた。

 

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「さよならはすみれ色 晴れた空に夕焼け 溶けていく」

 

MCで見事に観客たちの火を灯し、

全身全霊の大合唱がステージに響きわたることに成功した。

全員で音楽を楽しむ多幸感に包まれた、あっという間の20分間でした。

ずっと顔がほころびっぱなし! 素晴らしい演奏をありがとうございました!

 

阿久津

 

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「阿久津―!」歓声が飛び交うなか、照れ笑いを浮かべながら阿久津が登場。

ギター、Macbook 、そして絶対にめちゃくちゃすごい機材(私にはこれが何なのかわからない……許して欲しい……!)たちを駆使しながら、音楽を形成していくプレイスタイルのようだ。

え、すごくない? マルチタスク過ぎん?

ギターを弾き語りする時点でマルチタスクなのに、

そこから更に2つの要素を組み合わせる……?

演奏前から、彼のポテンシャルの高さに驚きを隠せない。

 

「よろしくお願いします。「夜を征く」という曲をやらせていただきます」

 

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刹那に生まれた音の隙間に、彼の渾身のギターサウンドが編み込まれる。

彼が放つ音楽的な強度を保った演奏に、ステージ中から歓声が湧き上がった。

 

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演奏が進行していくなか、

彼は絶めちゃ機材(省略してみました!)を使い、

リアルタイムで自身の歌声をサンプリング。

流れている楽曲に歌声を組み込むことで、演奏表現を拡張した。

さらっと書いてしまったけども、これって物凄く難しいことでは……?

生演奏だから音を飛び込ませるタイミングも限られているし、

なによりも1人でそれをこなしているわけだし。

めっちゃすごいやつじゃん……。

今の自分ができる音楽を、きちんと信じていないとできない芸当だなと思った。

 

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彼の音楽には、説得力がある。

彼に向ける観客たちの眼差しが、それを示していた。

ステージ全体を包み込むシューゲイザーが、観客たちの心を掌握する。

自身のなかで共振する何かに身を委ね、

阿久津が紡いでいく“研鑽の結晶”を楽しんでいた。

 

「誰かを羨んでもキリがないから ずっとくだらない話をしていたいよ」

 

“これまでとこれから”で形成された彼の音楽は、

多くの観客たちの心を揺さぶったに違いない。

めっちゃ感動しました。最高の音楽でした。

 

一瞬の輝き

 

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"sottcz"10_TOKYOのラストを飾ったのは、東京で初公演演となる一瞬の輝きだ。

演奏前のMCでは、メンバーのちんこちゃんを筆頭に軽快なトークを展開。

 

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突如はじまったデジモンアニメ最終話の謎アフレコから、

「Butter-Fly」の演奏がスタートした。こんな繋げ方ある?

動揺したのもつかの間、彼らは観客をデジモンワールドに連れてきた責任を、

抜群の演奏技術でカバーした。

 

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unreal」では、“嘘の好意で人の心をかき乱してくる東京人の罪深さ”を

ドモホルンリンクルばりに凝縮してKeyうりが歌い上げた。

にこやかにおこなっていたMCとはうって変わって、しっとりと艶やかな歌声。

MCのホワホワ感と演奏のマジ感とのギャップが、

タワー・オブ・テラーばりにある……!

そんななか、Keyくにやす・Ba餅・Drサトナカの3人の演奏が、

彼らの歌声と抜群に調和して、バンドが作り上げる世界の形成をサポートしていく。

 

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一瞬の輝きワールド、思っていた以上にすごいし予測がつけられない……!

ちなみに、Keyうりと、Keyくにやすは“やすうり”としても活躍中です!

 

3曲目では、ネットフリックス? で絶賛配信中? のアニメ「わんにゃん異世界冒険譚 Link Your Rainbow Heart」より「祈り」を披露。

アニメを知らない人用に、ダイジェストをご紹介します。長いよ!

 

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このアニメ、私も大好きなので演奏がスタートしたときはとてもビックリしました。私は第8話が好きです。幸祈ちゃんとワンが喧嘩しちゃって異世界の獣人集落が壊滅しそうになるんだけど、ニャンの能力で本当はお互いを思いやっての行動だってことが分かって和解して。そのあとの獣人たちをタワマンに住ませるシーンも最高ですよね。

 

と、思わせるような、“現実の世界へ溶かせる力”のすごさよ。

ラブリーでキュートなキャラクターデザインはさとゐも(@desuke0110)が手掛けており、さらにVJ担当べーすけがステージスクリーンに迫力ある映像作品を披露する。

数々の作品の説明力が、観客たちをみるみる“理解”させていく。

歌を通じて、架空の作品を“たしかな存在”に固着化させるなんて……!

 

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魔法少女アニメ「桜木さくら」のOP曲「大満足」では、

「大満足!」と観客たちも掛け声をあげ、大きな盛り上がりを見せた。

イベントのコンセプトである「とける ひろがる まざりあう」を、

アニメと演奏の力で見事に実現した一瞬の輝きisすごい。

 

「僕らはただ 好きな人と好きなお酒を飲んで たまに不労所得を得て 穏やかに生きていきたいだけなんだ そうだろ?」

 

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アンコール曲「最高!!!!!」によって、

会場内にはあふれんばかりの「最高!!!!!」コールが満たされていく。

文字通り、最高の思い出を大勢に刻みつけた"sottcz"10_TOKYOは、

拍手喝采で幕を下ろしたのであった。

 

 

おわりに

 

ライブレポートは以上です。読んでくれてありがとうございました!

ここから書くのは、自分の個人的な感想です。

 

ライブ、楽しかった! マジであっという間に終わりました。

前回の『waltz’19』でも思ったけど、

近さんは全国の猛者を集める能力が高すぎるなーって感じました。

素直に尊敬します。同い年なのにフットワークが私の30倍近く軽い。

実は5つ子で活動してる説を私は唱えます。

 

仕事としてライブを見届けて、仕事として記事を書かなければならない。

という心持ち(当たり前)だったんです、最初。

知っている人や友達が会場にはたくさんいる場だからこそ一線を引いて、

ライブ鑑賞に集中しないとな~って。

そんななか、山田尚史さんが楽曲「各駅停車で逢いに行く」を演奏する際に、

MCでこんなことを仰っていたんです。

 

「電車の歌を歌います。今日はなにやら、関係者のなかで小田急線という名前のかたがいらっしゃると聞きました」

 

……ん?

え……?

あっ、私……!?

 

気配を消し、息を潜めて“影”に徹していた私に、

一筋の光が突如差し込んでビックリしました。

演者でもなく、かといって観客でもない“透明な存在”だと思い込んでいた私を、

あのMCで「ちゃんとこの場にいますよ」って引っ張り出してもらえて。

あの言葉が、心の底から嬉しかったです。

この場を借りて感謝の気持ちをお伝えします。

 

加えて、ケイタアンドザマスーオちゃんにもありがとうを言いたいです。

マスーオちゃんとは以前から交流があり、

私が配信しているラジオ番組のジングルを作成してもらった過去があります。

そうしたら、今回のライブでその音源を使ってくれて。

またしても自分の存在が浮上しちゃったからビックリ。

 

「ちょっと~、今日って私の生前葬か~(笑)? え~、超嬉しいんだけど」

 

と、ハッピーで満たされた瞬間でした。

 

「私の演奏を心から楽しんでもらいたくて、今回はサプライズを用意しました。あなたならきっと、私のディーヴァマインドが理解できるはず」

 

と、言ってもらえた気になりました。

たくさんの活力をもらえたお蔭で、

自分の書きたい言葉でレポートを綴ることができたと思います。ありがとう。

 

そして、今回の記事を執筆にあたって、必要不可欠な存在を紹介します。

カメラマンの宮本七生くん(@miyamo1073)です。

彼とも付き合いが長いです。

だけれども、まさか彼と一緒に仕事をやる未来がくるだなんて、

去年の自分には想像がつきませんでした。

破天荒かつ竹をダイナミックに割った性格は相変わらずで、

ドイヒーな話がたくさんできるナイスな図体がデカい男です。

あらゆる部分ではちゃめちゃな男だけど、マジでいい写真を撮るんです。

彼にオファーしたい仕事があったら、是非声をかけてあげてください。

 

“とける ひろがる まざりあう”

が『"sottcz"10_TOKYO』のコンセプトなんですが、

言葉のとおり、さまざまな人々の広がり・融合を感じることができました。

 

刺激的な体験をたくさんできて、とても楽しかったです。

「よかった」って気持ちを、たくさんの言葉で

“とかして ひろげて まぜた”レポートになれていると……いいなーっ。

近さん、最高のイベントをありがとうございました!

 

小田急線がお送り致しました。

 

 

書いた人:小田急線(@odakyusendayo)

 

感謝:sottczの出演者さま・新宿 Live Freakスタッフ様・観客の方々・友人

グレッチがトンファーだと思ってた男でも楽しめたwaltz’19ライブレポ(7/30追記あり)

こんにちは。小田急線と申します。

はじめましての方は名前だけでも覚えてくださると幸いです。https://odadesu.hatenablog.com/entry

兼業ライターをやっています。

今回の記事は、2019年7月6日に岡山で行われたライブイベントである、

『waltz’19』に行ってきたぜレポートです。

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前置きをゴリゴリ書くので、本筋だけで良い!

って方はライブレポートに飛んでくださいね。

はじまり

イベント主催の近さん(twitter:@grasshopper_inc )から、

「ライブレポートやりませんか?」と仕事の依頼が来たのが4月のこと。

私?私がライブレポート……?

 

私、chillのこと、最近まで

 

『チルドの略。フロアが暑すぎるから冷房を効かせる』

 

ことだと思っていた人間だよ……?ていう、

言葉は飲み込んで「是非お願いします!」と返信する。

音楽用語・解釈が求められたら全力で謝ろう、

謝る練習しておこう、と思っていました。

メールでのやりとりもそこそこに、後日電話で打ち合わせをすることに。

『何故、数多くいるライターの中から、私を選んだのか?』

はその時に知りました。

 

「同い年で、誕生日が近くて、同じ頃合いにフリーランスになったから」

 

えっ……

何その理由……

 

最高じゃん……

レディコミで読みたい物語じゃん……

 

「構えずに、小田急線さんが感じたことそのままを言葉にしてください。

それが執筆して頂く上でのリクエストです」

 

私の中で火が灯りました。私、やります。書きます!

というわけであっという間に当日を迎えたのであります。

 

岡山駅到着

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やってきました岡山!

私の実家が関西なので、家族との四国旅行で立ち寄ったぶりの土地です。

天気は晴天。幸先良いですねぇ。

岡山と言えば桃太郎、てなわけで駅周りを散策していたら、

写真を撮っている外国人観光客の人たちがいたのでそっちの方へ。

やった!桃太郎いた!

 

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仲間多くない?

 

え、大丈夫?

犬、猿、雉、鳩が本家なのね、てならん?

 

会場近くのホテルを近さんが手配してくれたので、気を取り直して移動。

県庁所在地だけあって、やっぱ岡山駅ってめっちゃでかいし綺麗だな……。

やっぱ岡山を代表するでかさの建造物なんだろうな。

 

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いや、イオンモールもすげぇな?

令和の岡山城に成れるわこのでかさ。

 

私は知らない土地に来るとまず

『ここで住めるか?』ていうのを考えるんですけども、

イオンモールある時点で...住めます!住確です、なんでも賄えるので。

て考えてたらホテルに着いたので風呂入って、着替えて、出発。

 

会場到着・そして開始

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ライブ会場であるデスペラードに到着すると、近さんが入り口にいました。

なんとここで、初対面の私たち。

軽く打ち合わせした方がいいかな……?

と逡巡した刹那、欧米式ハグをしてくる近さん。

 

「……はい。というわけで、バタバタしているので中に入ってください。

記事、期待してます!」

 

打ち合わせは3秒で終了。

 

大勢の人たちが設営や準備で動き回る中、

私は紙とペンを持ち、コーラを注文し、

そうこうしている間にプレイベントの幕が上がったのです。

突然洋ドラの第1話みたいになっちゃった私。

一体これからどうなっちゃうの……?

 

飛ばさずに読んでくれた人、ありがとうございます。

ここまで読めたら最後まで読めると思います。

ここからの写真は、とら様(@tola_evergreen)に

撮影して頂きました!高円寺Cafe&Bar『とらんぽりん』の店長様で、

以前私も大変お世話になりました……!

高円寺にお越しの際は是非足を運んでみてくださいね!

 

さて、いよいよレポート開始です!

 

プレイベント『夕暮れのワルツ』

ひろし と くらげさん(@J_fish_r_Singin)

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広島からやってきた、ひろし と くらげさん。

出演のきっかけは、自身のYouTubeでの活動からという。

自身の活動を発信するツールとしてYouTubeって、

いろんな情報が短時間で伝わるし、

これからもそういうキッカケで生まれる縁があるんだろうなって思いました。

収益化ラインである、チャンネル登録者数1000人を目標にしているとのこと。

 

1000人って、実際すごい数字よな……!

だって私の地元の町の10人に1人は登録してる計算だよ?

 

めっちゃ凄いことだから絶対実現して欲しい……。

 

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小柄な身体からは想像できないほど、力強く響き渡るひろし と くらげさんの歌声。

かと思えば、“六等星”では儚い声色で歌い上げる場面もあり、表現の幅が広いなぁという印象でした。私が特に好きだったのは、アイルランドの楽器であるティンホイッスルを演奏しながら歌った“照る照る坊主”

懐かしさを包含した優しい音色と、民謡のメロディーの組み合わせが心地よかった。

歌声も演奏もめっちゃ良かった!みんなチャンネル登録するとハッピーだと思います。

 

そんなひろし と くらげさんのYouTubeチャンネルはこちら

https://www.youtube.com/channel/UCy3YQ17izEs77sS7wUjyqDA

 

 

かつ江さん(@katsu2e)

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新宿二丁目系シンガーソングライター』として活動中のかつ江さん。

元々かつ江さんと私は旧知の仲ですが、

かつ江さんの生歌を聴くのは久しぶりなので少し身構えました。

というのも、歌詞の世界観やメロディーが大好きなので、

ウルっときちゃうかもしれないと思ったからです。

現在、さまざまな媒体で配信中の“僕のような人”の演奏がはじまると、

周りの人々が思い思いの眼差しをかつ江さんに向けて、歌声に耳を傾けていました。

続けて、“イケメン国”。僕がかつ江さんをはじめて知った曲で、大好きな曲です。

変わってしまったこと・変わらないこと、それぞれの大切さを渾身のピアノで歌い上げる、めっちゃ良い曲なのでみんな聴いて欲しいです。

なんと新曲“西新宿”も披露してくれました!

歌詞!歌詞が心に刺さりまくりました。

 

「もう二度と会えないからこそ 出会いは美しい」

 

良い……。

 

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私はかつ江さんの曲を聴くと、己の変化と向き合いたくなるので、

やる気スイッチを押すために良く流しています。

お客さんたちの大きな拍手で、次の演者さんに繋がりました!

 

 

You&Iさん

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今回、音楽イベントに初出場という3人組。

1人がピアノ、2人がボーカルという編成。

ガチガチに緊張するのかな?と思いきや、

歌唱も演奏もバチバチにきまってました。すごい。

1曲目のタイトルはデスペラードとのことだったのですが、

同名であるライブハウス用に作った曲ではなく、マジでたまたまだったとのこと。

めっちゃドラマ感じるやつだ……そういう話凄く好き。

合唱コンクールの鉄板曲、“怪獣のバラード”も見事なデュエットでした。

周りの懐かしい~!歌った歌った!みたいな空気も凄く和みました。

あと、このあたりから「あ、この3人プライベートでもめちゃめちゃ仲良いな?」

っていうのが伝わってきました。

アイコンタクトが飛び交い、合間合間にこぼれる笑顔。強い絆を感じる。

かと思っていたら、次の曲は高橋真梨子“ごめんね”を披露。

選曲理由は好きだから、とのこと。それめっちゃ大事な理由だ。

いやでも振れ幅!ディズニーのタワーオブテラーばりの振れ幅よ。

困惑していた私でしたが、あっという間に歌声に聞き入ってしまいました。

めっちゃ上手いな……!

3人で歌謡ショーをやったら、多くの紳士淑女の心を掴む気がする……。

渡辺真知子とか研ナオコとかさ……絶対良いと思う……。

会場で聴いてた人もそう思ってて欲しい……。

 

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と、あっという間に1時間が経ってしまいました。

こんなに密度あるんだ、プレイベントって……!

すっかり音楽聴くエンジンがあったまった状態で、

いざwaltz’19へ!

 

 

『waltz’19』ライブレポート

HIMIKO

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演奏開始前、邪馬台国の女王・卑弥呼の謎に迫るOP音源が差し込まれる。

ライブがはじまるぞ!っていうスイッチ入るから、こういう演出凄く好きです。

そして始まる、アリアナグランデの“Problem”

開始5秒で惹き込まれる息の合った演奏と歌声。カッコイイ。

「みなさん今日は盛り上がって行きましょう!」とVo.フジイさんの掛け声で湧き上がる観客たち。あっという間に周りが「ライブを楽しむぞ」っていう空気になりました。

突き抜けた歌声のボーカルもカッコイイですし、

その歌に追随するサックス、ベース、トロンボーン、ドラム、ピアノもカッコイイ。

 

つまり全てがカッコイイ。

 

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人前で初めて歌った曲という、宇多田ヒカル“First Love”をしっとりと歌い上げるフジイさん。歳月が経ち、今のフジイさんはどういう心境で歌っているのかな……どういう景色が見えているのかな、という気持ちで演奏に耳を傾けていました。

活動の最初からずっと応援している人がいたら、

めっちゃ嬉しいだろうなぁこういう選曲。

Pharrell Williams“Happy”では観客たちの手拍子も鳴り響き、

大盛り上がりでHIMIKOの演奏は終了。waltz’19スタートとして、最高の切り出し!

 

 

PINKNOTE

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今回で3回目のwaltz参加となるPINKNOTE。

 

大人の色香漂う、魅力的な歌声……!

 

演奏中、Vo.Yakkoさんのときおり見せる穏やかな笑みが素敵でした。

軽やかに弾むメロディーに乗せて歌った松田聖子Sweet Memoriesも素晴らしかったですし、Vo.Yakkoさんの声質に抜群にマッチしていている、椎名林檎“真夜中は純潔”が流れた際には、テンション爆上げで聴いてました!

 

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演奏の節々に歓声が湧き上がり、その一方でMCはホッコリとした空気感だったりと、

ファンたちとの距離感もとても良かったです。

ゲストボーカルとしてみどりさんを招き入れ、

“Englishman in NewYork”をデュエットで歌い上げ、演目は終了。

2人の声をいつまでも聴いていたい、というような眼差しを向けていた人たちが私の近くにいました。多くの想いが、ライブイベントには込められているんだな……。

演奏も本当に良かったです。そりゃ近さん何度も呼びたくなるな……納得です。

 

 

イマエビート(@imaebeat)

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ベースボールキャップにチェック柄のセットアップで登場したイマエビートさん。

ヒップホップとかそういう……?と構えていたら、

透明感がある澄んだ歌声!高音がとっても綺麗……!

“Shiny”の歌い出しで、突然はじまるタオル配布タイム。

自作のグッズだ!今治タオルだ!

フロアは配布されたタオルをリズムに合わせて振って応援。

えっ、この盛り上げ方凄い上手いな……一体感をこんな短時間で作り出すなんて。

あとコーラスで登場していた謎の女装の方の魅力が凄かった……。

鶴山艶子さんという方らしい。大変お綺麗でした。

 

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声質が変わり、昔出せていた声が上手く出せなかった時期があったと

MC中に告白したイマエビートさん。

3年かけて発声方法を調整したそうです。すごい……。

「自分の声帯と仲良くなる」って表現がとっても印象的でした。

なんというか、イマエビートさんの優しい人となりを裏付けるというか……。

というか、めっちゃ良い人でした!

何故なら私に!岡山で有名な山珍の豚まんを!後日差し入れしてくれたから!

めっちゃ美味かったです。みなさんも岡山行った際は絶対食べて欲しいです。

イマエビートさんの周りにはきっと多くのファンがいるんだろうな

っていうのがめちゃくちゃ伝わる、心穏やかな時間を過ごせました。

私もファンになりました!

 

 

漏レル(@more30)

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DJタイムを担当した漏レルさん。

名前の由来聞いておけば良かった、めっちゃ気になるし絶対忘れない名前。

「ス!ケ!ベ!」コールから始まり、

“シャングリラ”おしゃかしゃまと繋がっていく序盤の流れ、最高でした!

DJタイム中に書いていたメモを読み返してみると、

全部グニャグニャな字になっていました。

何故なら私も踊り狂っていたからです。仕事どうした?私?

ミラーボールに反響した照明。そしてその光が照らし出す、

歯を剥き出しにして飛び跳ねる人、人、人。

カウンター席では、指で静かにリズムを刻む人。

それぞれが、思い思いの音を身体に沁み込ませている。

 

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waltz’19のコンセプトは「悲しい気分なんかぶっとばしちまいなよ」。

主催の近さんと交わした言葉は僅かなのに、

こうしてwaltzに身を置いてみると、彼の意思が音を介して伝わってくる。

跳ねて、踊って、笑って、叫んで!

悲しい気持ちなんて入り込む余地がない。楽しいぞ、ライブイベントって!

あと、途中でめっちゃ高身長のドラァグクイーンの人が、

艶やかな踊りを舞っていました。

あのめっちゃ高身長のドラァグクイーンは誰なんだろう……(のちに判明します)。

漏レルさんの選曲がどれもこれも最高で、

 

ずーっとDJブースの前には人だかりが出来ていました!

 

私も最後は汗だくでした。楽しかった……!

 

 

JYAGA(@mightyG_O_D)

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DJタイムの熱気が冷めやらぬ間にSNSの演奏をスタートしたJYAGAさん。

「こんなに近くにいるのに見ていないフリ」って歌詞が心に刺さりました。

それに、マジで良い声なんですよJYAGAさん……!

DJをつとめるzhyanpaakさんとの呼吸もピッタリ!

ゲストにadipoyさんを迎えた“Private beach”ではコールアンドレスポンスを行い、

観客との熱量のチューニングもバッチリでした。

“Beautiful Life”を演奏中、機材トラブルにより一時演奏が中断。

場を繋げるためにJYAGAさんが近況を話していたのですが、内容が

『マンゴーはウルシ科の果物だから、

触った手で下半身を触るな!まじでやべぇから!』

っていう、ド下ネタだったのも最高……。

かっこいいのに下ネタも話せるって無敵じゃん……!

ってことで、仕切り直しで“Beautiful Life”を再演。

ゲストで登場したo’takaさんと、観客大盛り上がりのなか歌い切ってました!

 

息ピッタリのステージだったなぁと思っていたのですが、

なんとこの4人、当日初めて顔合わせしたと知ってマジで震えました。

 

それまではネットのやりとりだけって……すごぉ!

 

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JYAGAさんから紡ぎ出される歌詞はグッとくるものが多く、

目を閉じて、言葉に耳を傾けていました。

自分たちの言葉を発信する場でもあるんだなぁ、ライブイベントって。

そういうことを、考えたことがなかった。色んな発見がある。

 

 

つっち(@tutti__e)

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ライブステージに単身で登場したつっちさん。

手にはギターと、口元にはハーモニカ。

ギターを演奏しながら口でハーモニカを吹いてる姿がカッコいい!

楽器を弾かない僕から見ると、2つの楽器を演奏しながら歌うなんて、

マルチタスク過ぎて尊敬……!シャウトもめちゃめちゃ良い声の“misunderstanding?”でした!歌詞の一部を岡山に置き換えて、観客からは歓声が湧く場面も。

次の曲はキテレツ大百科EDのはじめてのチュウ。な、懐かし……!

Hi-STANDARDコピーバンドをしていた頃を思い出しながら演奏していたそうです。

サビ前のギターパートに超好きなパートがあって、

(ジャガジャガジャガジャガ!)はじめて~の、チュウ!

ってとこなんですけど、文字だとマジで伝わんないのでもどかしいです。

のちほど、つっちさんに上記の好きパートを伝えることは成功したのですが、

「それ文字で伝わる!?」

と懸念されていらっしゃいました。本当に、仰る通りだと思います。

 

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“月の向こう”という曲を演奏後のMCが、素晴らしかったです。

人前で“月の向こう”を演奏したのは、実に10年ぶりと語るつっちさん。

 

「楽器って続けてるもんですね。

生活で疲れちゃうこともあると思うんですけど、続けましょう」

 

って言葉が、ずっと心の中に残っています。

楽器に限った話じゃないな……継続は力……って噛みしめていました。

最高のコメントでした。

 

傷☆天

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waltz’19のトリを飾るのは「ワンボーカル・ワンドラァグクイーン

フロントに据えた構成の傷☆天。

当たり前のように書いちゃいましたけど、ワンドラァグクイーンって何……?

あっ、漏レルさんのDJタイムで踊っていた高身長のドラァグクイーンの人って、

雄大と書いてゆうたさんって名前なんだ……!

今回のイベントで一番の爆音で演奏するギターとドラムとベース、

全力全開で歌い上げるドラァグクイーン。やっべすっげかっけ!

歌の合間、表情豊かに舞を披露する雄大と書いてゆうたさんからは、

「この夜にしか見れない美しさ」のようなものを感じてしまって、

目が離せなかったです。

Gt.ちんこちゃんの高速ギターテクが炸裂した際は、観客は大盛り上がりだったし、

演奏とパフォーマンス両方がぶっちぎってる凄い集団なんだなって思いました。

まるで最初から「ワンボーカル・ワンドラァグクイーン」が存在していたかのような

『確かなもの』を随所に感じられて、私は終始笑顔で演奏を楽しんでいました。

 

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MCもめちゃめちゃ盛り上がっていました!「こんなマスターベーションなステージ……気持ち良い!」という雄大と書いてゆうたさんの言葉もブチ上げでした。

waltzは自分たちのやりたいことをたくさん表現出来る場なんだろうなって感じました。

全ての曲が終わると、直後に湧き起こったアンコールによって興奮は最高潮に。

フルスロットルで“ドカドカうるさいR&Rバンド”日曜日よりの使者を駆け抜け、観客たちの割れんばかりの拍手のなか、waltz’19は終了しました!

めっっっちゃ面白かった!

 

 

宴のあと

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ライブイベントへまともに足を運んだことが無い私でしたが、

時間の流れはあっという間でした!

イベント初心者の私も楽しめたイベントなので、興味がある方は是非、

次回参加してみてください。

演者さんたちがさまざまな形で、

「全力で楽しんでいいぞ!今、この瞬間を!」を届けてくれるので、

何度も職務放棄しそうになりました。本当に、夢のような時間でした。

このレポートを書いている間、

「誰に向けて書く文章なのか」ということを、ずっと考えていました。

『岡山音楽イベントwaltzに興味がある人』が多分正解なんだと思います。

でも私は、音楽を多く知りません。伝えきれる言葉を持ち合わせていません。

なのに近さんは、私にライブレポートを依頼してくれました。

岡山を発つ際、近さんから「waltz、どうでしたか?」と感想を求められたのですが、

私はその時、明確な言葉を発さず、

ライブレポートを待っていてくださいと伝えました。

 

演者さんたちの音楽を通して、近さんの想いがたくさん知れたのだから、

レポートを通して、たくさんのwaltzの想いを、私は伝えたくなったのです。

 

出来る限り削らず、ありのままの自分の気持ちを伝えたくなったのです。

なので、今回のレポートは

 

『岡山音楽イベントwaltzに興味がある人と近さん』

 

に向けた文章です。読んでください。

私の超!超超超!!楽しかった!!

っていう爆発した感情を、どうか感じてください。

音楽イベントに興味を持たせてくれて、ありがとうございました!

みんな!次のwaltz、絶対行ってくださいね!楽しいので!

そしてwaltzに加えて、近さん主催のイベントは今年まだまだあるので、

是非足を運んでみてください!

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。

小田急線がお送り致しました。

 

 

waltzライブレポートの反応

 

記事を投稿直後、

流石に自由に書き過ぎたか……?

これで誰も読まれなかったら近さんとどっちが

枕を濡らした写真を投稿出来るか勝負しかねぇなって思っていたのですが

 

めっちゃ読んでもらえました!やったー!

 

演者さんから感想頂けたりもして……!嬉しい。岡山もう既に行きたい。

反響を読んでいると、色んな感情や思い出が湧きあがってきました。

なので!せっかくなので!もうちょっと書きたくなりました!

近さんに確認をとると「いいよ~」とのこと。寛容!

 

グッズ

waltzの物販スペースにめっちゃ可愛いグッズがたくさん!

 

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(モデル:漏レルさん)

 

たすく(@kasper_tasu)さんデザインのTシャツは白×黒のシンプルなデザインながらとってもクール!生地もしっかりしていて普段使いもばっちり!

さとゐもさん(@desuke0110)がデザインしたメロン柄のトランクスもありました!

 

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BS365というブランドとのコラボ企画らしい。まさかの!

 

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傷☆天のvo. はっしゃんさんが、ライブの後半に着用してました。

トランクス姿で何回も足をあげるのでハラハラが有頂天……出る!出るから!

どちらも今後も近さん主催のイベントで販売予定のようですよ!

チェックしてみてくださいね。

余談なんですけど、ライブレポートを提出してから近さんに

「レポートのテイストに影響が出るからも知れないから控えてた」と、

以前さとゐもさんが描いたquiz(waltzの姉妹イベントとのこと!)レポート漫画を教えてもらいました。

 

https://twitter.com/i/moments/944909275125575680  

 

……。

書く前に読まなくて良かった~~~~~!

あぶね~~!超しっかりとしたレポート!

めっっっっちゃページ数描いてますやん……上手ぁ…。

プレッシャーで1文字も書けなくなるところだったわ。

いや、うちはうち!よそはよそ!

色んなレポートスタイルがあるということで……!

 

一筋縄ではいかなったレポート

ライブ中はメモ帳とペンを持って、演目の合間に感想を書いていたんですけど、

極度の緊張で力入れ過ぎて2本持ってきたペン2本ともペン先潰しました。

 

私……自分で自分のチカラが抑えらない……怖いよ……。

 

まだまだ演者さんが控えていたのでパニックになりかけたのですが、

デスペラードのスタッフさんからペンを借りることが出来て、

なんとかこうして記事を書けました……ありがとう……。

 

まだあります。

漏レルさんのDJタイム中に、友達が話しかけてくれて、

張りつめていた空気が和らぎました。ほっとしたのもつかの間

 

「小田さん、背中にLってシールついてるよ……?えっ、まさか今日ずっと……?」

 

私は岡山駅内のGUで調達した上着のサイズシールを、

ずっと付けたまま演奏を聴いていたってこと……?

 

GU……?私シール外してって言ったよね……?

 

と、こういうのがチラホラありながらも岡山の夜を過ごしていました。

そうだ集合写真!私右上らへんにいるんですけど、

あれも本当は入る予定じゃなかったんです。

心のどこかで「今回、自分は黒子……影の者だから……」

って意識があって、表に出ることを控えていました。

そうして友達とまごまごしていたら、

 

「あなた達も入りなよ~!みんなで撮ろ~よ!」

 

と、PINKNOTEのVo.Yakkoさんが声をかけてくれて!

Yakkoさん……学園ものドラマで絶対クラスの中心的な存在だ。良い人……!

本当に、岡山では沢山の人に助けてもらいました。

ありがとう……岡山を箱推しするね私……!

 

アフターイベント『真夜中のワルツ』

 

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熱い本編が終わったwaltzでは、

アフターイベントとしてさらにディープな夜の祭りが繰り広げられていたのです!

その名は、『真夜中のワルツ』!

私自身は人生初のライブイベント参加でクタクタだったのでホテルに戻ってしまったのですが、イベントの模様を後から入手しました!

 

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会場は、デスペラードからDENCAFEに。

あまりの盛況ぶりに、一時、会場の外まで人が溢れていたのだとか……!

 

選曲の担当は熊本のDJ Spaceyさん!

出演されてたつっちさんによりますと、

「椅子に座り、リラックスした雰囲気で楽しめる空間を演出されていましたが、

同時にさまざまなジャンルを横断したとても軽やかなフットワークの選曲でした」とのこと!

実はそこには後に続くトークセッションのテーマとも連動する意図が隠されていたのだとか…!

そのあとは、waltzで演奏したつっちさんによる、

『音楽が白と黒に分かれる前』と題したトークショーが行われました。

「音楽をもっと自由に聴こう」というテーマでのトークだったそうで、

後日、かつ江さんも「クソ勉強になった」とツイッターで感想を述べられておりました!

続いて、かつ江さんの演奏が控えていましたが、

人でギュウギュウのため演奏場所を確保できない!というピンチに!

 

嬉しい悲鳴ってやつだ……!

そこで急遽、2階を解放してライブを行ったそうです。

深夜のかつ江さんライブ、どんな感じだったんだろう……!

次はドーピングをガンギメしてwaltzコンプリートしてみせます!

演者のみなさま、お疲れさまでした!

 

 

 

おまけ(リストバンド地獄変

waltz’19を満喫した私はホテルに戻り、手帳に書いたライブの感想メモをまとめたあと、就寝の準備を行う。しかし、ここである一つの問題に直面した。

 

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あ、そうだ。(関係者用の)リストバンドを外さないと。

指に力をこめて、紐を解こうと試みる。

 

外れない。えっ、硬……!

 

歯で噛み切れるか?いや無理だ、硬すぎる。

え?外れない……え?今深夜1時だぞ……?

客室を見渡し、何か使えるものが無いか探すも、何も見当たらず。

困った……いや、待てよ。そうだ、フロントにあったぞアレが。

逸る気持ちを抑えながら、1階に降りる。

このホテルはアメニティがフロントに設置されているタイプだったので、

その中からあるものに手を伸ばした。髭剃りだ。

客室に戻り、慎重に髭剃りの刃をリストバンドにあてる。

刃をスライドするも、切れる気配はない。

プラスチックの部分がガードしているのだ。

 

この部分さえ無ければ……。

 

締め付けられた手首の影響で心に余裕を失った私は、髭剃りを手に持ち洗面台へ。

迷う事なく、洗面台に髭剃りを打ち付ける。プラチック部分が砕けた。

 

やった……。

 

剥き出しになった刃が指に接触してしまうことを恐れ、柄の部分を口で咥え、

リストバンドを刃に運ぶ。ゆっくり上下に動かすと、確かな手ごたえがあった。

多くの人が寝静まる時間帯、岡山という慣れない土地で、

まさか私がキルビルのバド戦と同じ方法で紐をカットするなんて。

 

観ていてよかった……キルビル

 

ブツリ、と紐が切れ、ようやく私のwaltz’19が完全に終わった。

深夜2時のことだった。

 

後日、近さんに『リストバンド外れなさ過ぎ問題』を尋ねたところ、

 

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とのことだった。なんだと……!?

チケット購入者・ライブ関係者の『証明』となるため、むしろ簡単に外れてしまったらトラブルの原因になってしまうとのことだった、危ねぇ!

途中退場や再入場不可といったケースもあり得るとのことなので、次回付けることがあっても、きっちり締めることを心に決めた……が、次は100均でハサミを買い、部屋に置いてからライブイベントに挑む。

 

絶対に。

 

 

終わりです。

 

 

書いた人:小田急線(@odakyusendayo)

書く仕事はこちらから!

 

 

感謝:waltzの出演者さま・デスペラードスタジオスタッフ様・観客の方々・近様・友人

グレッチがトンファーだと思ってた男でも楽しめたwaltz’19ライブレポ(7/30追記あり)

こんにちは。小田急線と申します。

はじめましての方は名前だけでも覚えてくださると幸いです。https://odadesu.hatenablog.com/entry

兼業ライターをやっています。

今回の記事は、2019年7月6日に岡山で行われたライブイベントである、

『waltz’19』に行ってきたぜレポートです。

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前置きをゴリゴリ書くので、本筋だけで良い!

って方はライブレポートに飛んでくださいね。

はじまり

イベント主催の近さん(twitter:@grasshopper_inc )から、

「ライブレポートやりませんか?」と仕事の依頼が来たのが4月のこと。

私?私がライブレポート……?

 

私、chillのこと、最近まで

 

『チルドの略。フロアが暑すぎるから冷房を効かせる』

 

ことだと思っていた人間だよ……?ていう、

言葉は飲み込んで「是非お願いします!」と返信する。

音楽用語・解釈が求められたら全力で謝ろう、

謝る練習しておこう、と思っていました。

メールでのやりとりもそこそこに、後日電話で打ち合わせをすることに。

『何故、数多くいるライターの中から、私を選んだのか?』

はその時に知りました。

 

「同い年で、誕生日が近くて、同じ頃合いにフリーランスになったから」

 

えっ……

何その理由……

 

最高じゃん……

レディコミで読みたい物語じゃん……

 

「構えずに、小田急線さんが感じたことそのままを言葉にしてください。

それが執筆して頂く上でのリクエストです」

 

私の中で火が灯りました。私、やります。書きます!

というわけであっという間に当日を迎えたのであります。

 

岡山駅到着

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やってきました岡山!

私の実家が関西なので、家族との四国旅行で立ち寄ったぶりの土地です。

天気は晴天。幸先良いですねぇ。

岡山と言えば桃太郎、てなわけで駅周りを散策していたら、

写真を撮っている外国人観光客の人たちがいたのでそっちの方へ。

やった!桃太郎いた!

 

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仲間多くない?

 

え、大丈夫?

犬、猿、雉、鳩が本家なのね、てならん?

 

会場近くのホテルを近さんが手配してくれたので、気を取り直して移動。

県庁所在地だけあって、やっぱ岡山駅ってめっちゃでかいし綺麗だな……。

やっぱ岡山を代表するでかさの建造物なんだろうな。

 

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いや、イオンモールもすげぇな?

令和の岡山城に成れるわこのでかさ。

 

私は知らない土地に来るとまず

『ここで住めるか?』ていうのを考えるんですけども、

イオンモールある時点で...住めます!住確です、なんでも賄えるので。

て考えてたらホテルに着いたので風呂入って、着替えて、出発。

 

会場到着・そして開始

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ライブ会場であるデスペラードに到着すると、近さんが入り口にいました。

なんとここで、初対面の私たち。

軽く打ち合わせした方がいいかな……?

と逡巡した刹那、欧米式ハグをしてくる近さん。

 

「……はい。というわけで、バタバタしているので中に入ってください。

記事、期待してます!」

 

打ち合わせは3秒で終了。

 

大勢の人たちが設営や準備で動き回る中、

私は紙とペンを持ち、コーラを注文し、

そうこうしている間にプレイベントの幕が上がったのです。

突然洋ドラの第1話みたいになっちゃった私。

一体これからどうなっちゃうの……?

 

飛ばさずに読んでくれた人、ありがとうございます。

ここまで読めたら最後まで読めると思います。

ここからの写真は、とら様(@tola_evergreen)に

撮影して頂きました!高円寺Cafe&Bar『とらんぽりん』の店長様で、

以前私も大変お世話になりました……!

高円寺にお越しの際は是非足を運んでみてくださいね!

 

さて、いよいよレポート開始です!

 

プレイベント『夕暮れのワルツ』

ひろし と くらげさん(@J_fish_r_Singin)

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広島からやってきた、ひろし と くらげさん。

出演のきっかけは、自身のYouTubeでの活動からという。

自身の活動を発信するツールとしてYouTubeって、

いろんな情報が短時間で伝わるし、

これからもそういうキッカケで生まれる縁があるんだろうなって思いました。

収益化ラインである、チャンネル登録者数1000人を目標にしているとのこと。

 

1000人って、実際すごい数字よな……!

だって私の地元の町の10人に1人は登録してる計算だよ?

 

めっちゃ凄いことだから絶対実現して欲しい……。

 

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小柄な身体からは想像できないほど、力強く響き渡るひろし と くらげさんの歌声。

かと思えば、“六等星”では儚い声色で歌い上げる場面もあり、表現の幅が広いなぁという印象でした。私が特に好きだったのは、アイルランドの楽器であるティンホイッスルを演奏しながら歌った“照る照る坊主”

懐かしさを包含した優しい音色と、民謡のメロディーの組み合わせが心地よかった。

歌声も演奏もめっちゃ良かった!みんなチャンネル登録するとハッピーだと思います。

 

そんなひろし と くらげさんのYouTubeチャンネルはこちら

https://www.youtube.com/channel/UCy3YQ17izEs77sS7wUjyqDA

 

 

かつ江さん(@katsu2e)

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新宿二丁目系シンガーソングライター』として活動中のかつ江さん。

元々かつ江さんと私は旧知の仲ですが、

かつ江さんの生歌を聴くのは久しぶりなので少し身構えました。

というのも、歌詞の世界観やメロディーが大好きなので、

ウルっときちゃうかもしれないと思ったからです。

現在、さまざまな媒体で配信中の“僕のような人”の演奏がはじまると、

周りの人々が思い思いの眼差しをかつ江さんに向けて、歌声に耳を傾けていました。

続けて、“イケメン国”。僕がかつ江さんをはじめて知った曲で、大好きな曲です。

変わってしまったこと・変わらないこと、それぞれの大切さを渾身のピアノで歌い上げる、めっちゃ良い曲なのでみんな聴いて欲しいです。

なんと新曲“西新宿”も披露してくれました!

歌詞!歌詞が心に刺さりまくりました。

 

「もう二度と会えないからこそ 出会いは美しい」

 

良い……。

 

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私はかつ江さんの曲を聴くと、己の変化と向き合いたくなるので、

やる気スイッチを押すために良く流しています。

お客さんたちの大きな拍手で、次の演者さんに繋がりました!

 

 

You&Iさん

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今回、音楽イベントに初出場という3人組。

1人がピアノ、2人がボーカルという編成。

ガチガチに緊張するのかな?と思いきや、

歌唱も演奏もバチバチにきまってました。すごい。

1曲目のタイトルはデスペラードとのことだったのですが、

同名であるライブハウス用に作った曲ではなく、マジでたまたまだったとのこと。

めっちゃドラマ感じるやつだ……そういう話凄く好き。

合唱コンクールの鉄板曲、“怪獣のバラード”も見事なデュエットでした。

周りの懐かしい~!歌った歌った!みたいな空気も凄く和みました。

あと、このあたりから「あ、この3人プライベートでもめちゃめちゃ仲良いな?」

っていうのが伝わってきました。

アイコンタクトが飛び交い、合間合間にこぼれる笑顔。強い絆を感じる。

かと思っていたら、次の曲は高橋真梨子“ごめんね”を披露。

選曲理由は好きだから、とのこと。それめっちゃ大事な理由だ。

いやでも振れ幅!ディズニーのタワーオブテラーばりの振れ幅よ。

困惑していた私でしたが、あっという間に歌声に聞き入ってしまいました。

めっちゃ上手いな……!

3人で歌謡ショーをやったら、多くの紳士淑女の心を掴む気がする……。

渡辺真知子とか研ナオコとかさ……絶対良いと思う……。

会場で聴いてた人もそう思ってて欲しい……。

 

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と、あっという間に1時間が経ってしまいました。

こんなに密度あるんだ、プレイベントって……!

すっかり音楽聴くエンジンがあったまった状態で、

いざwaltz’19へ!

 

 

『waltz’19』ライブレポート

HIMIKO

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演奏開始前、邪馬台国の女王・卑弥呼の謎に迫るOP音源が差し込まれる。

ライブがはじまるぞ!っていうスイッチ入るから、こういう演出凄く好きです。

そして始まる、アリアナグランデの“Problem”

開始5秒で惹き込まれる息の合った演奏と歌声。カッコイイ。

「みなさん今日は盛り上がって行きましょう!」とVo.フジイさんの掛け声で湧き上がる観客たち。あっという間に周りが「ライブを楽しむぞ」っていう空気になりました。

突き抜けた歌声のボーカルもカッコイイですし、

その歌に追随するサックス、ベース、トロンボーン、ドラム、ピアノもカッコイイ。

 

つまり全てがカッコイイ。

 

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人前で初めて歌った曲という、宇多田ヒカル“First Love”をしっとりと歌い上げるフジイさん。歳月が経ち、今のフジイさんはどういう心境で歌っているのかな……どういう景色が見えているのかな、という気持ちで演奏に耳を傾けていました。

活動の最初からずっと応援している人がいたら、

めっちゃ嬉しいだろうなぁこういう選曲。

Pharrell Williams“Happy”では観客たちの手拍子も鳴り響き、

大盛り上がりでHIMIKOの演奏は終了。waltz’19スタートとして、最高の切り出し!

 

 

PINKNOTE

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今回で3回目のwaltz参加となるPINKNOTE。

 

大人の色香漂う、魅力的な歌声……!

 

演奏中、Vo.Yakkoさんのときおり見せる穏やかな笑みが素敵でした。

軽やかに弾むメロディーに乗せて歌った松田聖子Sweet Memoriesも素晴らしかったですし、Vo.Yakkoさんの声質に抜群にマッチしていている、椎名林檎“真夜中は純潔”が流れた際には、テンション爆上げで聴いてました!

 

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演奏の節々に歓声が湧き上がり、その一方でMCはホッコリとした空気感だったりと、

ファンたちとの距離感もとても良かったです。

ゲストボーカルとしてみどりさんを招き入れ、

“Englishman in NewYork”をデュエットで歌い上げ、演目は終了。

2人の声をいつまでも聴いていたい、というような眼差しを向けていた人たちが私の近くにいました。多くの想いが、ライブイベントには込められているんだな……。

演奏も本当に良かったです。そりゃ近さん何度も呼びたくなるな……納得です。

 

 

イマエビート(@imaebeat)

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ベースボールキャップにチェック柄のセットアップで登場したイマエビートさん。

ヒップホップとかそういう……?と構えていたら、

透明感がある澄んだ歌声!高音がとっても綺麗……!

“Shiny”の歌い出しで、突然はじまるタオル配布タイム。

自作のグッズだ!今治タオルだ!

フロアは配布されたタオルをリズムに合わせて振って応援。

えっ、この盛り上げ方凄い上手いな……一体感をこんな短時間で作り出すなんて。

あとコーラスで登場していた謎の女装の方の魅力が凄かった……。

鶴山艶子さんという方らしい。大変お綺麗でした。

 

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声質が変わり、昔出せていた声が上手く出せなかった時期があったと

MC中に告白したイマエビートさん。

3年かけて発声方法を調整したそうです。すごい……。

「自分の声帯と仲良くなる」って表現がとっても印象的でした。

なんというか、イマエビートさんの優しい人となりを裏付けるというか……。

というか、めっちゃ良い人でした!

何故なら私に!岡山で有名な山珍の豚まんを!後日差し入れしてくれたから!

めっちゃ美味かったです。みなさんも岡山行った際は絶対食べて欲しいです。

イマエビートさんの周りにはきっと多くのファンがいるんだろうな

っていうのがめちゃくちゃ伝わる、心穏やかな時間を過ごせました。

私もファンになりました!

 

 

漏レル(@more30)

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DJタイムを担当した漏レルさん。

名前の由来聞いておけば良かった、めっちゃ気になるし絶対忘れない名前。

「ス!ケ!ベ!」コールから始まり、

“シャングリラ”おしゃかしゃまと繋がっていく序盤の流れ、最高でした!

DJタイム中に書いていたメモを読み返してみると、

全部グニャグニャな字になっていました。

何故なら私も踊り狂っていたからです。仕事どうした?私?

ミラーボールに反響した照明。そしてその光が照らし出す、

歯を剥き出しにして飛び跳ねる人、人、人。

カウンター席では、指で静かにリズムを刻む人。

それぞれが、思い思いの音を身体に沁み込ませている。

 

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waltz’19のコンセプトは「悲しい気分なんかぶっとばしちまいなよ」。

主催の近さんと交わした言葉は僅かなのに、

こうしてwaltzに身を置いてみると、彼の意思が音を介して伝わってくる。

跳ねて、踊って、笑って、叫んで!

悲しい気持ちなんて入り込む余地がない。楽しいぞ、ライブイベントって!

あと、途中でめっちゃ高身長のドラァグクイーンの人が、

艶やかな踊りを舞っていました。

あのめっちゃ高身長のドラァグクイーンは誰なんだろう……(のちに判明します)。

漏レルさんの選曲がどれもこれも最高で、

 

ずーっとDJブースの前には人だかりが出来ていました!

 

私も最後は汗だくでした。楽しかった……!

 

 

JYAGA(@mightyG_O_D)

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DJタイムの熱気が冷めやらぬ間にSNSの演奏をスタートしたJYAGAさん。

「こんなに近くにいるのに見ていないフリ」って歌詞が心に刺さりました。

それに、マジで良い声なんですよJYAGAさん……!

DJをつとめるzhyanpaakさんとの呼吸もピッタリ!

ゲストにadipoyさんを迎えた“Private beach”ではコールアンドレスポンスを行い、

観客との熱量のチューニングもバッチリでした。

“Beautiful Life”を演奏中、機材トラブルにより一時演奏が中断。

場を繋げるためにJYAGAさんが近況を話していたのですが、内容が

『マンゴーはウルシ科の果物だから、

触った手で下半身を触るな!まじでやべぇから!』

っていう、ド下ネタだったのも最高……。

かっこいいのに下ネタも話せるって無敵じゃん……!

ってことで、仕切り直しで“Beautiful Life”を再演。

ゲストで登場したo’takaさんと、観客大盛り上がりのなか歌い切ってました!

 

息ピッタリのステージだったなぁと思っていたのですが、

なんとこの4人、当日初めて顔合わせしたと知ってマジで震えました。

 

それまではネットのやりとりだけって……すごぉ!

 

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JYAGAさんから紡ぎ出される歌詞はグッとくるものが多く、

目を閉じて、言葉に耳を傾けていました。

自分たちの言葉を発信する場でもあるんだなぁ、ライブイベントって。

そういうことを、考えたことがなかった。色んな発見がある。

 

 

つっち(@tutti__e)

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ライブステージに単身で登場したつっちさん。

手にはギターと、口元にはハーモニカ。

ギターを演奏しながら口でハーモニカを吹いてる姿がカッコいい!

楽器を弾かない僕から見ると、2つの楽器を演奏しながら歌うなんて、

マルチタスク過ぎて尊敬……!シャウトもめちゃめちゃ良い声の“misunderstanding?”でした!歌詞の一部を岡山に置き換えて、観客からは歓声が湧く場面も。

次の曲はキテレツ大百科EDのはじめてのチュウ。な、懐かし……!

Hi-STANDARDコピーバンドをしていた頃を思い出しながら演奏していたそうです。

サビ前のギターパートに超好きなパートがあって、

(ジャガジャガジャガジャガ!)はじめて~の、チュウ!

ってとこなんですけど、文字だとマジで伝わんないのでもどかしいです。

のちほど、つっちさんに上記の好きパートを伝えることは成功したのですが、

「それ文字で伝わる!?」

と懸念されていらっしゃいました。本当に、仰る通りだと思います。

 

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“月の向こう”という曲を演奏後のMCが、素晴らしかったです。

人前で“月の向こう”を演奏したのは、実に10年ぶりと語るつっちさん。

 

「楽器って続けてるもんですね。

生活で疲れちゃうこともあると思うんですけど、続けましょう」

 

って言葉が、ずっと心の中に残っています。

楽器に限った話じゃないな……継続は力……って噛みしめていました。

最高のコメントでした。

 

傷☆天

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waltz’19のトリを飾るのは「ワンボーカル・ワンドラァグクイーン

フロントに据えた構成の傷☆天。

当たり前のように書いちゃいましたけど、ワンドラァグクイーンって何……?

あっ、漏レルさんのDJタイムで踊っていた高身長のドラァグクイーンの人って、

雄大と書いてゆうたさんって名前なんだ……!

今回のイベントで一番の爆音で演奏するギターとドラムとベース、

全力全開で歌い上げるドラァグクイーン。やっべすっげかっけ!

歌の合間、表情豊かに舞を披露する雄大と書いてゆうたさんからは、

「この夜にしか見れない美しさ」のようなものを感じてしまって、

目が離せなかったです。

Gt.ちんこちゃんの高速ギターテクが炸裂した際は、観客は大盛り上がりだったし、

演奏とパフォーマンス両方がぶっちぎってる凄い集団なんだなって思いました。

まるで最初から「ワンボーカル・ワンドラァグクイーン」が存在していたかのような

『確かなもの』を随所に感じられて、私は終始笑顔で演奏を楽しんでいました。

 

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MCもめちゃめちゃ盛り上がっていました!「こんなマスターベーションなステージ……気持ち良い!」という雄大と書いてゆうたさんの言葉もブチ上げでした。

waltzは自分たちのやりたいことをたくさん表現出来る場なんだろうなって感じました。

全ての曲が終わると、直後に湧き起こったアンコールによって興奮は最高潮に。

フルスロットルで“ドカドカうるさいR&Rバンド”日曜日よりの使者を駆け抜け、観客たちの割れんばかりの拍手のなか、waltz’19は終了しました!

めっっっちゃ面白かった!

 

 

宴のあと

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ライブイベントへまともに足を運んだことが無い私でしたが、

時間の流れはあっという間でした!

イベント初心者の私も楽しめたイベントなので、興味がある方は是非、

次回参加してみてください。

演者さんたちがさまざまな形で、

「全力で楽しんでいいぞ!今、この瞬間を!」を届けてくれるので、

何度も職務放棄しそうになりました。本当に、夢のような時間でした。

このレポートを書いている間、

「誰に向けて書く文章なのか」ということを、ずっと考えていました。

『岡山音楽イベントwaltzに興味がある人』が多分正解なんだと思います。

でも私は、音楽を多く知りません。伝えきれる言葉を持ち合わせていません。

なのに近さんは、私にライブレポートを依頼してくれました。

岡山を発つ際、近さんから「waltz、どうでしたか?」と感想を求められたのですが、

私はその時、明確な言葉を発さず、

ライブレポートを待っていてくださいと伝えました。

 

演者さんたちの音楽を通して、近さんの想いがたくさん知れたのだから、

レポートを通して、たくさんのwaltzの想いを、私は伝えたくなったのです。

 

出来る限り削らず、ありのままの自分の気持ちを伝えたくなったのです。

なので、今回のレポートは

 

『岡山音楽イベントwaltzに興味がある人と近さん』

 

に向けた文章です。読んでください。

私の超!超超超!!楽しかった!!

っていう爆発した感情を、どうか感じてください。

音楽イベントに興味を持たせてくれて、ありがとうございました!

みんな!次のwaltz、絶対行ってくださいね!楽しいので!

そしてwaltzに加えて、近さん主催のイベントは今年まだまだあるので、

是非足を運んでみてください!

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。

小田急線がお送り致しました。

 

 

waltzライブレポートの反応

 

記事を投稿直後、

流石に自由に書き過ぎたか……?

これで誰も読まれなかったら近さんとどっちが

枕を濡らした写真を投稿出来るか勝負しかねぇなって思っていたのですが

 

めっちゃ読んでもらえました!やったー!

 

演者さんから感想頂けたりもして……!嬉しい。岡山もう既に行きたい。

反響を読んでいると、色んな感情や思い出が湧きあがってきました。

なので!せっかくなので!もうちょっと書きたくなりました!

近さんに確認をとると「いいよ~」とのこと。寛容!

 

グッズ

waltzの物販スペースにめっちゃ可愛いグッズがたくさん!

 

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(モデル:漏レルさん)

 

たすく(@kasper_tasu)さんデザインのTシャツは白×黒のシンプルなデザインながらとってもクール!生地もしっかりしていて普段使いもばっちり!

さとゐもさん(@desuke0110)がデザインしたメロン柄のトランクスもありました!

 

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BS365というブランドとのコラボ企画らしい。まさかの!

 

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傷☆天のvo. はっしゃんさんが、ライブの後半に着用してました。

トランクス姿で何回も足をあげるのでハラハラが有頂天……出る!出るから!

どちらも今後も近さん主催のイベントで販売予定のようですよ!

チェックしてみてくださいね。

余談なんですけど、ライブレポートを提出してから近さんに

「レポートのテイストに影響が出るからも知れないから控えてた」と、

以前さとゐもさんが描いたquiz(waltzの姉妹イベントとのこと!)レポート漫画を教えてもらいました。

 

https://twitter.com/i/moments/944909275125575680  

 

……。

書く前に読まなくて良かった~~~~~!

あぶね~~!超しっかりとしたレポート!

めっっっっちゃページ数描いてますやん……上手ぁ…。

プレッシャーで1文字も書けなくなるところだったわ。

いや、うちはうち!よそはよそ!

色んなレポートスタイルがあるということで……!

 

一筋縄ではいかなったレポート

ライブ中はメモ帳とペンを持って、演目の合間に感想を書いていたんですけど、

極度の緊張で力入れ過ぎて2本持ってきたペン2本ともペン先潰しました。

 

私……自分で自分のチカラが抑えらない……怖いよ……。

 

まだまだ演者さんが控えていたのでパニックになりかけたのですが、

デスペラードのスタッフさんからペンを借りることが出来て、

なんとかこうして記事を書けました……ありがとう……。

 

まだあります。

漏レルさんのDJタイム中に、友達が話しかけてくれて、

張りつめていた空気が和らぎました。ほっとしたのもつかの間

 

「小田さん、背中にLってシールついてるよ……?えっ、まさか今日ずっと……?」

 

私は岡山駅内のGUで調達した上着のサイズシールを、

ずっと付けたまま演奏を聴いていたってこと……?

 

GU……?私シール外してって言ったよね……?

 

と、こういうのがチラホラありながらも岡山の夜を過ごしていました。

そうだ集合写真!私右上らへんにいるんですけど、

あれも本当は入る予定じゃなかったんです。

心のどこかで「今回、自分は黒子……影の者だから……」

って意識があって、表に出ることを控えていました。

そうして友達とまごまごしていたら、

 

「あなた達も入りなよ~!みんなで撮ろ~よ!」

 

と、PINKNOTEのVo.Yakkoさんが声をかけてくれて!

Yakkoさん……学園ものドラマで絶対クラスの中心的な存在だ。良い人……!

本当に、岡山では沢山の人に助けてもらいました。

ありがとう……岡山を箱推しするね私……!

 

アフターイベント『真夜中のワルツ』

 

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熱い本編が終わったwaltzでは、

アフターイベントとしてさらにディープな夜の祭りが繰り広げられていたのです!

その名は、『真夜中のワルツ』!

私自身は人生初のライブイベント参加でクタクタだったのでホテルに戻ってしまったのですが、イベントの模様を後から入手しました!

 

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会場は、デスペラードからDENCAFEに。

あまりの盛況ぶりに、一時、会場の外まで人が溢れていたのだとか……!

 

選曲の担当は熊本のDJ Spaceyさん!

出演されてたつっちさんによりますと、

「椅子に座り、リラックスした雰囲気で楽しめる空間を演出されていましたが、

同時にさまざまなジャンルを横断したとても軽やかなフットワークの選曲でした」とのこと!

実はそこには後に続くトークセッションのテーマとも連動する意図が隠されていたのだとか…!

そのあとは、waltzで演奏したつっちさんによる、

『音楽が白と黒に分かれる前』と題したトークショーが行われました。

「音楽をもっと自由に聴こう」というテーマでのトークだったそうで、

後日、かつ江さんも「クソ勉強になった」とツイッターで感想を述べられておりました!

続いて、かつ江さんの演奏が控えていましたが、

人でギュウギュウのため演奏場所を確保できない!というピンチに!

 

嬉しい悲鳴ってやつだ……!

そこで急遽、2階を解放してライブを行ったそうです。

深夜のかつ江さんライブ、どんな感じだったんだろう……!

次はドーピングをガンギメしてwaltzコンプリートしてみせます!

演者のみなさま、お疲れさまでした!

 

 

 

おまけ(リストバンド地獄変

waltz’19を満喫した私はホテルに戻り、手帳に書いたライブの感想メモをまとめたあと、就寝の準備を行う。しかし、ここである一つの問題に直面した。

 

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あ、そうだ。(関係者用の)リストバンドを外さないと。

指に力をこめて、紐を解こうと試みる。

 

外れない。えっ、硬……!

 

歯で噛み切れるか?いや無理だ、硬すぎる。

え?外れない……え?今深夜1時だぞ……?

客室を見渡し、何か使えるものが無いか探すも、何も見当たらず。

困った……いや、待てよ。そうだ、フロントにあったぞアレが。

逸る気持ちを抑えながら、1階に降りる。

このホテルはアメニティがフロントに設置されているタイプだったので、

その中からあるものに手を伸ばした。髭剃りだ。

客室に戻り、慎重に髭剃りの刃をリストバンドにあてる。

刃をスライドするも、切れる気配はない。

プラスチックの部分がガードしているのだ。

 

この部分さえ無ければ……。

 

締め付けられた手首の影響で心に余裕を失った私は、髭剃りを手に持ち洗面台へ。

迷う事なく、洗面台に髭剃りを打ち付ける。プラチック部分が砕けた。

 

やった……。

 

剥き出しになった刃が指に接触してしまうことを恐れ、柄の部分を口で咥え、

リストバンドを刃に運ぶ。ゆっくり上下に動かすと、確かな手ごたえがあった。

多くの人が寝静まる時間帯、岡山という慣れない土地で、

まさか私がキルビルのバド戦と同じ方法で紐をカットするなんて。

 

観ていてよかった……キルビル

 

ブツリ、と紐が切れ、ようやく私のwaltz’19が完全に終わった。

深夜2時のことだった。

 

後日、近さんに『リストバンド外れなさ過ぎ問題』を尋ねたところ、

 

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とのことだった。なんだと……!?

チケット購入者・ライブ関係者の『証明』となるため、むしろ簡単に外れてしまったらトラブルの原因になってしまうとのことだった、危ねぇ!

途中退場や再入場不可といったケースもあり得るとのことなので、次回付けることがあっても、きっちり締めることを心に決めた……が、次は100均でハサミを買い、部屋に置いてからライブイベントに挑む。

 

絶対に。

 

 

終わりです。

 

 

書いた人:小田急線(@odakyusendayo)

書く仕事はこちらから!

 

 

感謝:waltzの出演者さま・デスペラードスタジオスタッフ様・観客の方々・近様・友人

バイアグラで人生を勃たせた話(書く仕事はじめました)

みなさん、人生してますか?

 

人生、色んなターニングポイントがあると思います。

それが私にとってはバイアグラだったって話を書こうと思います。

下ネタが苦手な人も、安心してください。ちんぽの画像は出ません。

 

20XX年2月。職場の人間全員が出払ってから、私は会社のトイレに入る。

いつものようにポケットに入れていた新聞紙を取り出し、床に敷く。

その上に幼児のように丸まり、横たわる。

 

 

「どこか遠くに行きたい」

 

 

いつからか、その言葉を意識して吐き出すようになっていた。

周りには力になってくれる人たちがいるのに、

弱さの見せ方が分からない私はこの‟儀式”を代替行為にしていた。

私のミスだから自業自得である。

ここを耐えなければこれから先、生きていけないから。

そう言い聞かせていた。職場の上司からのパワハラ、2か月目。

 

自分の価値が上司の言葉で塗りつぶされていく日々を過ごしていると、

今まで通り出来ていたことにエネルギーが割けなくなっていくことが実感出来た。

最初は睡眠。次は食事、そしてゲーム。

幼少期にファミリーコンピューターに触れてから、

欠かすことなくずっとプレイし続けてきたゲームが、

まさか出来ない日々が来るなんて。

 

このままでは駄目だ。

何か私にとって活力になるものを取り入れねばなるまい。

動物のかわいい動画、美しい世界の風景、素晴らしい詩。

幸い、今はスマホさえあればベッドの中でそれらを探し出すことはできる。

しかし、もはやそれらを受け止める力は残ってなかった。

どうすればいい?今の私は何を求めている?

水の中でもがくように、必死に己へ問いただす。

 

そうだ。笑いだ。何でもいいから、笑いたい。

ふと、検索フォームに「オモコロ」と入力する。

何が見たいという理由では無く、このホームページにいけばきっと、

と藁をもすがる気持ちに近かったように思う。

特集ページを眺めてみる。

そういえば、とこれまで一度も触れていなかったコンテンツページに飛んだ。

ラジオ、聴いたことがない。

オモコロの魅力の一つと言っても過言ではない、

ライター達のキャラクターの強さ。

ラジオはかなりのスタッフが配信していることもその時に知った。

誰だ。誰のラジオを聴こうか。

何か楽しい、明るい話をしてそうな人たち……。あ。

 

 

セブ山・永田の最高ラジオ

 

 

これだ。

最高という言葉が地に伏した自分が、今一番求めている言葉だ。

以前は金曜ラジオというタイトルで、

実に250回もの配信をしているようである。

凄まじいボリュームだ。

突然、大図書館に迷い込んできたような感覚に捉われ、

過去回のタイトルを眺めていく。

何か気になる見出しのものを、聴いてみよう。

幸い、タイトルの下に一文が記載されており、

そこであらすじを知る事が出来た。

長考の末、選んだ回は

ベトナムで買った北朝鮮バイアグラ

というサブタイトルのものがついていた回だ。 

 

 

 

ベトナムで買った

北朝鮮バイアグラって何???

 

 

はやる気持ちを抑え、再生ボタンを押す。

最後にラジオを聴いたのっていつだったろうか。

照明を全て消したベッドの上に腰かけ、耳を傾ける。

内容はと言うと、

 

セブ山さんが特別なバイアグラを入手し、

その効果が凄まじかった為、

その快楽で危うく破滅に陥りそうになる……

 

というお話。

ゴリッゴリのセブ山さんの下ネタに対しての、

永田さんの冷静なツッコミ。その応酬を聴いていく中、

ふつふつと、湧き上がるものを心の奥底で感じてきていた。

ラジオの終盤、セブ山さんが、

そのバイアグラが二度と入手出来ないことを告げる場面がある。

その時のセブ山さんの声に違和感を感じて、思わず聴き返してしまった。

 

 

 

え?

 

 

 

もしかして

泣いてる?

 

 

 

バイアグラが入手出来なくて

涙を流して悔しがっている?

 

 

 

フル勃起のちんぽが

二度と再現出来そうになくて

大声で泣いている?

 

 

 

 

 

 

そんなことある??

 

 

 

 

 

 

私は夜中であるにも関わらず、声をあげて大声で笑った。

笑って笑って、涙を流した。

 

これだ。私が今求めていた最高が、ここにあった。

 

明日の仕事なんて気にせず、そこから最高ラジオをひたすら聴いた。

外が明るくなったら、腹が減った。

自身の中に火が灯ったという確信があった。

誇張でもなんでもなく、

私にとってはオモコロラジオのバイアグラ回が、

人生を起き上がるキッカケとなった。

 

どうすれば生きられるか?

ではなく、何をして生きたいか?

 

と、ラジオを聴いてから考えるようになった。

私も、なりたい。

バイアグラが欲しくて涙を流すような人間になりたい。

しばらく書いていなかったブログを再開しようと考えたが、

そこに至るまでのエネルギーはまだ取り戻せていなかった。

 

では、喋ることなら?ラジオをはじめることにした。

 

活力がもらえた下ネタを自給自足出来れば、

きっと倒れそうになった時に、いつか自分の糧になる。

そう考えて、友人と下ネタ特化ラジオをはじめることにした。


 

twitter.com

sataradio.hatenablog.com

 

 

周囲の人間には何も告げず、突如スタートした下ネタ特化ラジオ。

沢山の人と関わりを持てるようにもなったが、同時に失う人も増えた。

しかし後悔は無かった。

会社のトイレ用の新聞紙も、数回ラジオを配信する頃には、

ポケットに入れなくなっていた。

上司による罵声や八つ当たりが激化しても、

もはや私にとってどうでもいいことになっていた。

20XX年の9月、私は職場を去り、フリーランスとなった。

以前の職場のツテで仕事を貰い、なんとか生活の立て直しを行った。

その際、上京してはじめて親に迷惑をかけた。

 

そこだけは後悔。ごめん。

 

20XX年12月前半。

ようやく書くエネルギーも取り戻せるようになった。

それを仕事に活かせないか?と考えあぐねていた頃、

ツイッターで流れてきたイベント告知を見て一念発起し、

【ライターだけが参加する飲み会】

というものに参加することにした。

仕事に繋がった、という部分を結果としてみるなら、惨敗。

とはいえ、十人十色なライターという仕事の話を、

色んな視点で多く聞けたのは大きな収穫だった。

 

20XX年12月後半。

ライター飲み会に行ったブログを見たラジオのリスナーさんから、

 

「ライターをやってみませんか?」

 

という誘いを受ける。

最初は何かの間違いだと思った。

やってきた事実に、現実の収まりがつかない。

 

 

下ネタラジオで

仕事がもらえた

 

 

30数年生きてきて、恐らく一番理解することに時間を要したように思う。

しかしその後、打ち合わせ・文章力の確認・指導を、

多くの時間を使って行って頂き、とうとう私の文章が仕事になった。

 

 

私はまた、ここでも涙した。

打ちひしがれ、どん底に陥っていた私は、セブ山さんのバイアグラで勃起した。

勃起した場所は、私の魂。私の人生だ。

やりたいことが沢山増えた。

そしてこのブログも、そのうちの一つである。

今これを書いているのは4月7日。第6回オモコロ杯の締切日である。

 

 

omocoro.jp

 

 申し込めば、

「きっと読んでくれるに違いない」

という願いを込めて。

 

 

セブ山さん

永田さん

ありがとうございます。

私はあなた達のエゲつない下ネタで救われました。

 

 

最後に。

セブ山さん、永田さん。

事情があり、ラジオを消さざるを得ない状況になってしまったこと。

リスナー以上に、一番苦しく、辛く、断腸の思いでの決断だったのでしょう。 

私は、お二人のラジオがまた聴けるようになること、

そして新たな風が吹くことを心よりお待ちしております。

いつか二人とラジオを出来ることを夢見て、

下ネタラジオと、書く仕事を頑張ります。

次のオモコロ杯は、自分で面白い文章を書けるよう、腕を磨きますね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。仕事ください。

 

 

書く仕事アカウント(お仕事のご依頼はDMから)です。

記事も一部公開しているので是非読んでみてくださ~い!

 

 

書いた人:小田急

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twitter.com

ライターじゃないのにライター飲み会に参加する話

はじめに
このブログは12月3日19時30分から開始される、
とあるイベント用の記事です。それは何か。



東京ライターMeetupです!
writermeetup2018.peatix.com




ですってよ。
ライターのライターによる、ライターの為の交流会。
飲んで話して繋がりを作ろう!という大変有益な集いですよね。
ライターにとっては。件名でもう書いちゃってるけど


私ライターじゃないんですよね...


一銭も、報酬を得たことがないんですよね...。でもね、

  • 興味がある人も来ていいよ!という文面に惹かれた
  • 書くこと自体は割と昔からしてる

ので丁度仕事が早めに終わる日だし申し込んじゃいました。
勢いだ、こういうのは。
なんでこのブログを書いてるのかっていうと、
つまりは実績がなんもないのでポートフォリオとして、
会場で知り合った人がこれを読んでもらって、

『こいつだったらなんか仕事振れるかな~』

って思ってもらうことが目的です。
もし全く話が噛み合わなくて、
めちゃめちゃ惨めな思いするだけの思い出になったら、
泣きながら着衣のままシャワー浴びることにするから、
それはそれで、まぁ..書くので...出来れば...避けたいがな...。
あとこれは10年ぐらいずっと思ってたことなんだけど


ライターってどうやってなんの?


ってのがやっとスッキリ出来るのかなってわくわくしている。
ライターの知り合い、いないわけではないんです。
で聞いたんですよそれぞれにね、じゃあみんな口揃えて言うの、
『気付けばなってた』って。


いや、そんなラノベみたいなことある?


なに、気付けばって。起きてたらライターになってたりするの?
ペン持ったら『はん、素質持ちかい』って訳知りの婆さんが
能力解放してくれたりしてんの。


...ということで、これまでの活動をまとめてみます。
現在行っている活動は文章では無いのだけれど、
相手の了承を得たのでちゃっかり書きます。
もしその経由の仕事が来たら、
その仕事も絶対受けたいなって思っています。
一番下に連絡先記載しますので、仕事の連絡待っています。
じゃないと泣きながら着衣シャワーになるので。
この季節辛いよ。



今までやってきたもの・きてるもの

東京こっち飯。

yuyoru.hateblo.jp
私はゲイなんですけど。
SNSをきっかけに色んな人と会って、
その会話を記録して残したら面白いだろうな~
と思ったのがきっかけではじめたブログです。
この頃は会話を頭の中だけで記憶して
帰りの電車でメモを書いてブログにしていたという、
とてつもないアナログな手段でしたが様々な職種、
性別の方と美味い飯食うのは楽しかったです。

東京こっち話。

tokyogatari.hatenablog.com
ご飯を食べる為なのか、
人と会う為なのか目的と手段が分からなくなった為、
自分の思うことを思うまま書きなぐるブログになりました。
読み返すと、まあ...見辛い!
とは言え好きな漫画を紹介する話、
当時の自分の熱量の気持ち悪さが伝わってきて、
本当、良いなって思います。

小田の話です

odadesu.hatenablog.com
先ほどのブログから『相手に読んでもらいやすさ』
を意識したブログです。
2つしか記事ないじゃん!っていうていたらくなのですが
熱量は前回よりも更にパワーアップしている気はしています。
かんかん橋もバチェラーシーズン2も、
本当に...あれは...とても良いものです。
あと、今こうして書いているのもこのブログです。
記事が3つになりました。やったね。

佐田DAYラジオフィーバー

sataradio.hatenablog.com

小田急線(私)と友人である佐野ラジオがお送りする


『下ネタ特化型ラジオ』


という、え?今までの積み重ねてきたのは?
みたいな全く別方向の活動です。
書くことにエネルギーが全く割けない期間があり、
ただ何かやりたい!という気持ちから、
元気が無かった時に救われたオモコロの金曜ラジオに、
フルに影響を受け生まれたラジオです。
飲み会参加してラジオリスナーが、
増えるだけの結果になるならなるで...
良い!いや良くない!仕事ください!
今の仕事がいつなくなるかも
分からないこの世の中なので!


podcastで就活。興奮してきた。


ラジオは毎週土曜日21時配信です!
セクシャリティー問わず聴いてくださると幸い!

2分ぐらいで分かるラジオ動画があるので、少しでも
下ネタに興味がある方は観てもらえると幸いです。



と以上が活動録になります。しっちゃかめっちゃかですね。
好きなもの書いておきます。
ゲーム・食べるもの・アニメ・漫画・下ネタです。


連絡先です
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この記事が12月なので、1月になったらまたこの件について書こうと思います。


1か月後の私よ、頼むでホンマ。

【かんかん橋をわたって】という怪物漫画

ある日、ゲームまとめサイトを見ていたら、

ふとWEB漫画の広告が目に留まった。

 

 

 

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こういう感じのやつ

 

 

 

どうやら所謂

『嫁姑もの』なるものに見えた。

 

僕はゲイだし、主婦の気持ちに今後立てることは一生無いんだけど、仕事のストレスが溜まったら鬼女まとめのスカッとした話や、嫁姑の確執バトルといった文章をよく読んでいる。

生まれた環境、年齢、風習など、様々なものが異なる同性同士。他者の助言で容易に解決できるものは滅多になく、ああ、しがらみながらもなんとか折り合いあいをつけて、生きていかないとなんだよな…と主婦達の書き込みを見て思うのだ。

で冒頭の漫画。タイトルは

 

 

 

『かんかん橋をわたって』

 

 

 

そこはかとなくNHK朝の連続テレビ小説を感じさせるタイトル。橋にまつわるエピソードを絡ませながら嫁姑問題を解決だな、とその時はふんわり予測を立てていた。

軽く感想サイトでも見るか…と流し見したところ、疑念が生じてこの漫画ってどういう漫画?というような内容をツイッターで呟いたところ、

 

 

 

『バトルもの』

『掲載誌を間違えた怪物漫画』

『少年ジャンプの三大要素全てがある』

クレイモア

 

 

 

など、予想を裏切る感想が飛び込んでくるではないか。なんだろう、なんなのだろうこの漫画は…。まずは試し読みの1巻を読んで、続きを購入するか検討してみよう…。

姑(不二子)がいる二世帯住宅で生活する主人公(萌)、鈍感そうだけど良い人そうな旦那、少しとっつきづらい小姑。嫁いびりも

 

 

 

『萌がセットした米をパサパサにさせる』

『萌によそう米は茶碗でこそぐ』

 

 

 

といった、うんうん…そう、この味よね…という設定。嫁姑テンプレでも様式美といったところ。萌は持ち前の明るさと根の強さで近所からのおばさん達からもサポートを受けながら、立ち向かっていく…で1巻が終わる。

ように思えたところ、1人の主婦(権土木)からと不穏な会話から風向きが変わる。

 

 

 

『あなた  今  4位よ』

『いったいなんの話?』

『嫁姑番付よ』

 

 

 

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???嫁姑番付って、なに???

 

 

 

ということで!

読んでない人、ここから下はある程度のネタバレあるので読んだ人、もしくは読んでないけど気になる…て人はどうぞ !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全60話。

あとセリフが多いので1話結構長い。

のに、

 

 

 

休日に全話読んだわ。

 

 

 

なんだこの漫画…。

あと、上の方に書いてた人たちの感想

 

 

 

全部合ってたわ!

その通りだわ!

 

 

 

えーっ、ビックリした…ここ最近だと、『カメラを止めるな』を観た時の感情に近い。

こういうジャンルだと『まぁこのあとどうせこうなるよね』っていう、

 

 

 

作品を舐めた態度

 

 

 

を見事に引っ叩いてくれる。自戒も含めて書くけど、展開を先回り予測すると、色々面白い作品見逃していくな~って。

サメものだと『シャークネード』、ゾンビものだと『カメラを止めるな』みたいな、そういう固定概念をぶっ壊していう作品は、これからもまだまだ出てくるだろうし、そしてこれまでも沢山出てんだよなぁ。て、2018年の9月は作品に対する態度を改める良いきっかけの月になった。

 

ひとまず、全巻読んだ上での話の大まかな流れを書くね。

 

嫁姑番付という、『嫁姑の不幸レベル』が可視化された町、川東。『川東いちのおこんじょう』と呼ばれる不二子を姑にもつ萌は、判定の結果4位であった。姑からのイビリに抗う日々の中、他の番付達に興味を持った萌は衝突やトラブル解決等を経て、他の番付達との絆を深めていく。大勢の仲間達を引き連れた萌は、この町を支配する番付1位姑『ご新造様』にどう立ち向かうのか…?

 

 

 

これどの雑誌で読みたいかっつーと

ジャンプだわな。

 

 

 

これ、連載?されてた時、世の主婦達はどういう感情で読んでいたんだろう。まんがタイムきららベルセルク載ってるみたいな…。

 

『待ちきれないわ~!まさか5位があんなことになるなんて~』

『ですわよね~!私5位視点のスピンオフ読みたい~!』

『ダブルヒーローシステムですわよねこの漫画。侮れないわ』

 

とか井戸端会議でやってて欲しい。

 

 

 

この漫画、嫁姑いびりはホント最初の頃だけでいわば序章に過ぎないのよね。簡単にまとめてみると

 

 

 

・嫁姑編

・番付編

・おこんじょう継承編

・絶望編

・最終決戦編

 

 

 

こんな感じ。ちょっとした異能力バトルに、そのまんま通用する。こうして見ると、ある程度プロットが完成した状態で、連載した作品なんだな~と思う。絶望からの再起とか胸熱だよ。さて、以下は各編の感想をざっくり書いていくね。

 

 

・嫁姑編

ここはなんというか、古文なんだよね。もうルールに従って、嫁姑バトルを描いてる感じ。ここは別に変にいじらなくても、というか世の主婦達が読みたいのは『これ』だからなって。基本地味だけど嫌なことを連発してくる姑に、持ち前の明るさと愛嬌で頑張るぞッ!て。ていうか旦那よ、嫁の茶碗めっちゃ汚いご飯のよそわれ方してるの気づけよ。そういう鈍いとこが、結構主婦の危機でよく取り扱われるとこよね。

 

 

 

この鈍さが仇となり、

絶望編では夫、

廃人になるんだけど、サ!

 

 

 

・番付編

序列4位という、なんとまぁ主人公ぽい微妙な立ち位置。でもこの番付システム、基本的に更新はされない、つまり倒して順位を塗り替えていかないので話のキモとしては、その人が○位で、何故不幸なのかを説明していくところ。ただそうなると、順位違うんじゃね?て思う人がちらほら。

 

 

 

5位の権土木さん、

寝るところ廊下よ?

羽川翼じゃん。

 

 

 

子供は姑に洗脳されてて、夫は良き理解者どころか趣味の世界にどっぷりだし。ともあれ、なんやらかんやらあって主婦友達が少しずつ増えていく、ある程度平穏な時期。2位と1位はこの編では不登場。3位以下の不幸さとは天と地ほどの違いがある。だからこそ、ここで読むの切るのは勿体ない。

 

 

 

1位、マジやっべぇから。

 

 

 

他の順位の人たちも魅力的な人たち盛りだくさんで、各々最終決戦編では見せ場あるから、好きキャラ決めて読むのもいいかもしんない。僕は6位。

 

 

 

・おこんじょう継承編

姑のようにはなりたくない!で思っていたのに、いびられ続けた結果不二子の精神に支配されていた…と萌が自覚し発狂するシーン、

 

 

 

大爆笑しちゃった。

なんの漫画読んでんだよって。

 

 

 

姑対策の為に姑の生態を理解したら、自分が姑そっくりに…。不二子のおこんじょう…怖いところというか強いところって、人身掌握力と扇動力にステータス極振りしてんのね。

 

『いかに自分がリスクをおかさず他者を利用出来るか』

 

を萌も習得しちゃって、仲間(他の番付)達も怖がっちゃう。不二子はそこも含めて計算づくでいびり続けていた。

 

彼女には一つの大きな使命がある…

その為にも『自分の分身』になれるよう、

萌をリビルドする必要があったのだ…

来るべき”厄災”に備えて。

 

 

 

・絶望編

2位との邂逅。割とヘビーよりの嫁姑のイザコザだから、長期化すんのかなー?て思ってたけど強化版萌と不二子の手にかかればってなもんで、夫婦姑みんなスーパーハッピーエンド!と思いきやの1位姑『ご新造様』ことトキ子の怒りに触れてしまったが為に…

 

 

 

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嫁は幽閉され、

1位の夫と結婚(再婚)の準備

旦那とは強制的に別離

家は更地になりました

 

 

 

おおよそ日本では考えられないことが起こる。日本…じゃないのかもしれない。ネオ日本なのかも。多分そう。

序列1位のトキ子。無数にあるヒューマンドラマ作品の悪人レベルでは、恐らくかなりの上位に食い込むと思う。最凶にして最恐にして最狂。

 

町で男の子が生まれたら名付け親は『ご新造様』。名付けられた男の子が結婚したら…

『ご新造様』がその家の”姑になる”。という、イカれたパブリックドメイン能力をいかんなく発揮。強大なコネクション・財力があるため、逆らうものには町の市場を閉鎖も容易というチートキャラ。

 

肝心の1位の嫁はというと旦那から切り離され人々が寄り付かない荒地に逃げ延び、

そこにある資材で藁小屋を建て、町人の情けで食材を提供され生きながられている。

 

 

 

もはや米のよそい方とか…

そんなん児戯よこれ。

 

 

 

あと1位の不幸さが極まっているのは『旦那を愛しているからこの町を去れない』という呪いの影響もある。逃げな~!こんな町逃げなよ~!シムシティーでもこんな状況改善目指すモードね~から~!て読んでてずっと心で叫んでた。

 

そんなトキ子に、真っ向勝負を挑むことにした萌。結果は…これ、読んでない人はホント覚悟して読んでね。凄まじい絶望が萌に降りかかるから。あと夫廃人になるから。

 

 

 

そこはまぁ、

別にいいんだけど(鈍感過ぎるお前は~!)。

 

 

 

・最終決戦編

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心が壊れてしまった萌

 

 

 

寄り添ってくれる番付嫁達。そして不二子が仕掛けた一縷の希望。嫁姑問題を経てぶつかり合った憎しみは、2人の鋼の結束へ。この狂った町を救い出すのは萌と不二子と、なにより番付の嫁達…。不二子のセリフが火種となる。決戦の幕開けだ。

 

『無策も極まれば上策となる。

愚かさも極まれば知にまさる。

それこそがトキ子の持つ恐ろしさの本質。

この私をして30年間対決をためらわせた理由がそこに。

だがしかし時は満ちた』

 

 

 

 

園子温監督、

映像化してくんねぇかなぁ

 

 

 

一度戦線離脱するも、超強化され戻ってきた5位、明かされなかった9位という集合体が作り出す『ここは嫁だけしか知らない通路よ』、

 

 

 

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睾丸クラッシャーと化す8位、

 

 

 

屈強な男衆を指先一つ触れることなく壊滅させる不二子、1位の嫁と姑の天上対決などと見所満載の最終決戦。これまでの積み重ねが収束していく展開の数々。『ここまで読んできてよかった…』と興奮しながら読了。

根本的な部分が解決してなかった部分があったり、更地になった2位の家は?とか6位はこれからどうなる?とか全部がスッキリ!てことではないんだけど、しがらみながらもなんとか折り合いあいをつけて、生きていかないとなんだよな…えっ、あれこれ冒頭で書いた事と全く同じ感情が湧き出してるじゃん。そう、やはりこの漫画の根源は嫁姑もの…!!すごい…!!兎に角後半からの展開が素晴らしいので、未読の方は是非読んでみてほしい~。さて、この漫画を一言で表すなら、で締めようと思います。

 

 

 

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町内会のキル・ビル

 

 

 

終わりに

僕は普段、友達とラジオやってるんですがここでかんかん橋の良さを語ろうと思ったんですけど、あまりにも番組の趣旨と外れる上に、物凄い時間喋ってたので全カットと相成りました。ので、今回ブログにしてしたためようと思った次第です。家の近くに小石、置いたらダメだぞ!多分KindleとかAmazonとか携帯アプリ課金とか、色々読む手段あるので本屋にやければ電子版で読んでみてね。ここまで読んでくれてありがとう。

 

 

 

みんなで 『おこんじょう』身につけて、

世知辛い世の中、生きていこうな。

 

 

 

よかったらこちらも読んでください

バイアグラで人生を勃たせた話(書く仕事はじめました)

https://odadesu.hatenablog.com/entry/2019/04/07/233956

 

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 面白い漫画あるので読ませてぇ~!みたいな依頼お待ちしてます

 

書いた人

小田急線(ツイッター)

@odakyusendayo

 

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sataradio.hatenablog.com

バチェラー・ジャパンシーズン2を観た話

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最後まで観ました。

まず最初に。

これはラブロマンスではありません。

異能力熱血バトルドラマです。

それは順を追って後に説明します。

まぁ、待って。まず聞いて?

 

 

こういうやつ、観ないんです、私。

そもそもで観れない理由として

『女の子が辛い目に遭う』

ていう展開が基本苦手なんです。

あ、ホラーは平気です。

なぜなら男も女も辛い目に遭うから。

 

バチェラーっていう、

高学歴高スペック男前を

20人もの女性達が恋愛アタックをする。

 

ここで多分熱血脳なら

『このあと女同士の闘いが...!』

て自身の心に飼ってる、アマゾネスが

血湧き肉躍ることでしょう。

勿論私もそういうのは好きです。

ただそれ以上に

『19人の女の子が泣くのか...』

ていう心構えがしんどいんです。

じゃあなんで観たのかっていうと、

シーズン2は大丈夫!

と周りの人達に言われたから。

大丈夫とは...?と

納得しないまま、とりあえず...

とちゃんと完成させる気あるのか

わかんないディアゴスティーニに、

とりかかる気持ちで鑑賞スタートです。

 

あ!この時点で言っときます。

このブログ、クッソ長いです。

1話ずつ観終わって、

気になったところを箇条書きして、

それを消化した上で二周目に入りたい、

いわば自分用の攻略メモのような

そういう内容になってます。

ので、このブログの見方としては

その話数まで観たら読むの一端やめる!

が一番良いと思います。長い前置きでしたね。

では各話の感想を書いていきます。

ネタバレはふんわりありますので

出来れば各話、観終わってからのが

安心できると思います!

 

 

1

バチェラーに感情移入できる?完璧超人じゃん

あずあずかあんきらかな~...?

西村のハッスルダンス凄い...(70回復した)

『1000%嫌やから♡』

右手さんの積極性が凄い、見習いたい

決め手がボール..?ボール...!?

敗退者、本当に悲しい気持ちになる...

全然感情移入できてない

段階なのに悲しい気持ちになる...

帰る準備してからあんなことさせてんの!?

落即帰!

 

まぁ1話って感じ。

気付いたら消えてた!怖!てぐらい。

スタート15人でよかったのでは?

ってなったけど、これ女の子側よりは

観る側のチュートリアルって感じだ。

あとシーズン1の子の

ゆきぽよ凄まじく強そう。

 

 

2

指原の『あんな良い子が世の中にいるわけない』

えー、初デートでバスケ試合する世界観で

生まれてきてないからわかんない...。

けど、男前の脇見えるからもう、なんでもいい...

ヒール履いとるから運動ちゃうやろ!の子好き

え?2話で最終話感あるわ..あかん?

ピーチクパーチク(女帝)

運命を信じるゲーム...?カイジでやって!

デートガチャじゃん...!?

右手ちゃんがキレる理由わかる

...これはカイジじゃないもん...!!!

推せる...この人...

『かゎぃそ♡』

 

運命のカード、無いわー。

て普通に引いた。最初ね。

ただこれで脱落決める、じゃないからよかった。

それを受け入れてる人もいるし、

あと2話はかなり鍵になるエピソードだと思う。

こっからみんな、マジで動き出しそう。

あと顔と名前やっと覚えてきた。

 

 

3

あずあずの舐められっぷり

(スッと腕組んどるんやぞ~?)

二度づけアリなんだ~!すご~い!

指原の『ひとり』分析マジで200%同意。

『あれなに?(圧)』

右手ちゃん、ビールのCMやれる笑顔

福良さんの『ンッカワィッ♡』見た?

信じられない挙動の速さ。

あんきらちゃん、

一人称が『あんきらちゃん』か...

若様のつくる女だけの楽園に、

ぶどう配る従者として生まれ変わりたさある

『めっちゃ笑い止まらんかった♡』

あずあずはローズを受け取ってしまったことで、
自分の中に潜んでいた眠れる獅子を起こしてしまった。
そしてその獅子は、
出来れば早く眠らせるべきだったのだ...
(バチェラーに向けて言ってるんだぞ私は)
 
 

4

喋る時に眉間に割とシワいくでしょ?あれ好き。

ビーチフラッグのバッルンバッルン

あんきらの流れてるBGM

がんばれゴエモンでいうエビス丸パートさよ

あずあず防御力バフ乗せ過ぎ

→右手ちゃんの『あたし行くわ!』アタック

『人生って楽しいですね♡』ダメカット

小口さんの耳飾り、精神+50絶対ある

あんきら、デュエル運が悪過ぎる... 

右手さんの『...うれし...ていう好きの発露尊い

あんきらちゃん、

一人称が『あんきらちゃん』か...(2回目)

岡田さんは私は推しじゃないんだけど、

FFのヒロインとしてのキャラデザが強すぎる

『えっ!?(マジでテレビの前で声出た)』

 

ここでバチェラージャパンのぼんやりとしか

理解していなかった仕組みの中で、

最悪にキツイシステムがあることを知ってしまう回。

まどマギは3話、バチェラーシーズン2は4話まで観ろ。

と言いたくなりますね。ならん?

 

 

5

『指輪を一度もつけてない』

ていう念能力の誓約みたいなやつ

ドレスどっちがいいかな?

て聞かれた倉田さんの虚無眼と

あずあずの狂い咲く嫉妬の華

””タトゥー””

あずあずの、話数進む毎に潜む

『閉ざされた、奇妙な風習を行う村の娘』

is何。まじで初期とは別人。

若様、ほんと攻撃力も防御力も高いんだよな...

ファイアーエムブレム序盤から強いユニット

(最後まで残りそ...)

あと宇多田ヒカルにめっちゃ似てない?

絶対比較画像あると思う。

右手ちゃんの『デュエルスタイル』

差分パッチ付きアドベンチャーゲームしたい

『あずあず以外にして!』という念(強)

握り返して欲しい嬉しさ、

て南Q太の西荻夫婦て漫画

めっちゃ読んでたから、分かる。

...推しが揺らぐ...揺らぐ...

 

このあたりから、

『えっ、この中から消えて..?普通に嫌..?』

て気持ちとの闘いになっていく。

なんだかんだで、アクが強いメンバーがいても、

愛着も出てくるし以降出なくなる、

ていうのは辛いんだよな...

今回は普通にテレビに向かって怒りました。

早すぎる〜!ただ、クリア目標が

『バチェラーと結ばれる』から『あずあずの排除』

にシフトしたのがやはり敗因だったかな...

とは思う...気持ちは分かる...

この番組が金田一耕助作品じゃなくて、

本当に良かったなって思ってるし...

 

 

ついてこれてる〜!?

クソ長いでしょ〜!?

でもまだ、半分〜!!

読んで読んで読んで!

 

 

6

あずあず舐められてんなぁ...

ウェッヘッヘッヘウヘラウヘヘヒハハ♡

『何やっても届くもん』

あずあず舐められてんなぁ...

思った以上に!

『もう帰ってきたん?めっちゃ早い♡』

若様の福良さん分析が的確過ぎるんだよな...

唇適合クイズで一気に評価変わってきた人

えー!二度漬け禁止の店じゃないんだ...

福良さんは今後どうなっても、

他のメンバーと飲み会してくれそうだし、

私は一番友達になりたいのは福良さん

は?あんきらちゃんの訛り可愛...。は?   

ちょっとだけ黒髪被ってるやん(棒

若様はな~強すぎるんだけど、

本当に中身が見えない。見えなさすぎる。

ああ...。今回も推しは生き延びたぁ...。

しかし、悲しいラスト....

サヨナラの言葉普通に泣く、

こっから以降ずっとこれあんのか~

 

『まだ出しきれてない自分の内面カード』

をどれ切るか!?のデュエルになっていく。

この緊張感はボドゲに近い。

勝ち残ってるけど落ちそうな子に

『まだ全力、出しきれてないよね!?

私わかるの、そういうの!』

て訳知りおばさんになる呪いを

必死に抑えて鑑賞してた。

 

 

7

謎のサービスカットスタート

『あんなタートルネック似合う人います?』

若様にアーマーブレイクミス

ホント良いお母さんになるイメージしか、

マジで湧かないんだよなぁ福良さん...

私も福良さんのお母さんに会いたい...

坂東さんに読み上げてもらうだけで

凄い興奮してる私がいる...(複合の意味

母校連れてく...母校...

過去のバチェラーの写真で髭の重要性

あずあずはもう、これで良いよ...うん...

『全然見てない』のあとの若様の顔、見て?

若様と倉田さんの距離感結構好き

眼鏡外してくれて安心した、無い方がいい

え、凄い...風向き変わってきた...

お前が落ちるのはここだよ!!

2000%ねぇよ!!

という気持ち

 

今回一番気持ち良い回だった...

エンディングトーク全く頭に残んなかった。

そしてここでいよいよ、

ラストダンジョンに突入、という展開。

マジかよこの番組ってここまですんの...!?

電波少年じゃん。

 

 

8

家族1

容易に家庭が想像出来ちゃう...

ホントここまで残って、

良かったねって感じ...

指原の『私だったらやだ』笑う

家族2

正直ここの実家の家族が

一番会うの怖いんじゃないかな~...

開幕BBQ...!!??

なんか凄い...『家族』ていう感じ...

ドラマのような...。台本のような...

家族3

えっ、凄い...

この演出凄い...伏線回収...

(あと私の推しです!!勝てよ~!!)

この人の人生がそういう生き方に

なってるバックグラウンドが一気に理解出来た...

家族4

お父さんの強オーラを数秒で演出

お父さんの椅子の座り方のディーヴァ感

男らしさ、女らしさ...て感じよね

良くも悪くも一番ここが

お父さんへのご挨拶、だった

 

8話のラストはずっと覚悟してたけど...

て気持ちはあったんだけど、本当に悲しい。

でもこの番組出て、

一番得たものが大きい人な気もしている。

絶対良い人すぐ出来るし、

あとあの家族なら200%楽しいよ。

指原は嫌がってっけどな...!

 

 

9

バチェラーの父、バチェラーの母(書き方)

1人目

バチェラーの家...日本...ええ...!?

『やったー』

母のATKの高さ...

パーフェクト貰えてる...

しかしまだ読めない、私この子

2人目

はい推しです私の推しです。

料理してる空気感が凄い良い..

バチェラーにサラッと

ツッコミ言ってくるのが好き

料理食う時のBGMやめろ

好きな人の特徴を、

まず悪いところに先に言うの、強い

家柄ねぇ...。とは言え結婚は、

多面的に見るのは重要よね...。

3人目

ポケモンのアローラの姿みたいな、

料理する前提の服じゃない...!

空気感が凄いピリピリする...

全部計算に見えるんだよなぁ...

だってこのタイミングで泣ける...?

母センサーが警戒してる感じ笑う

結末にガッツポーズ

 

 

正直最後までこの人は分からない人だった。

そして私がこの番組に出ていたら、

こういう気質の人間だったろうな、とも...。

この人は『物語』にとっての主役ではなくて、

それをまだ書いてる途中だったのかな...。

そして2人が残った。次がラスト。

坂東さん、ずっと良い声をありがとう。

あと顔もめっちゃ好き。

坂東さんの休日っていう

特別回やってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、こっからネタバレ全開なので気をつけてね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10

この2人ならどちらのルートも

幸せそうな想像出来ちゃうな~ていう

”残酷なifルート選択”

追われる者と追う者のデュエル

追われる者

長い旅を歩いていける話が見える

まだまだこの人が読めない...

それが強みでもあるが諸刃感はある

親友同士だけど全力でたたかうって、

これもう少年漫画...。

初代ポケモンを彷彿とさせる、

胸が熱くなる展開だ。

追う者

運命論者かと見せかけての、

運命選択者..!

オイル塗りたくり女』

ゆとり教育の極み』

過去の女の子達のあだ名付けパート、

女有吉やれるなコレ。

良い部分も悪い部分も全力全開!

そして...私の推しです...

よくぞここまできた...

3人で泣きながら読みました

(3人目は勿論私です)

指原がこういうの嫌いなのもよくわかる。

でもな、そういう

『あざとい』とか『必死だな』とか

言われるようなことを、

最後の最後にやるってのが、

この人のな” 物語”なんだ...ッ!

そして、決着。

 

納得の結末...ではなかった。

どちらにとっても危うい部分、

弱い部分を見せても尚生きていけるかが、

を最大限に出し切った回だったから。

けっ、結婚....!!??(ああそうかという気付き)

なんかここ、もっとこう...無い!?尺...!?

ちょっと普通に

『あ、そうだ私テレビ観てたわウフフ』

てなって笑っちゃった。

フラッシュモブ見せられたみたいな...。

でも爽やかな気持ちで最後を観終えました。

 

 

さて、冒頭で書いた、

異能力熱血バトルドラマ。

結末まで観た方はお気づき でしょう。

そう、バチェラーシーズン2は

優勝者である倉田茉美さんの能力

“約束された勝利の物語(エクスカリバー)”を

片手に握り、活路を切り開く、

まさに王の物語だったのです...!

 

序盤の若様の言葉で好きな台詞があります。

『私の物語の為にありがとう』

これ、二週目だと見方が変わってきます。

何故なら若様の物語は最終話目前で、

終わりを迎えてしまうから。

じゃあこの物語は誰の物語なんだ?と。

残った伏線をあとは楽しむだけ、という気持ち。

バチェラー参加者の中に、

一度だけ過去の自分に言葉を残せる能力...

持っていたなら(私は福良さんかな...)、

私ならこう書きます。

 

『2話のカードを先に取りなさい。

さもなくば、この物語はループする』

 

バチェラー2次創作すんのか?

てノリになってきたのでこの辺でやめます。

いや〜、長いですね。読んでくれて...ありがとっ。

 

エンジェルウォーズっていう映画、

ご存知ですか?(これアフィの宣伝じゃねーです)。

運命は受け入れるものではない、

武器をとり、闘って切り拓くもの。

が作品の芯なので、気になった人観てみて。

倉田さんを追ってこれた、

もしくはここまで読んだあなたなら、

きっと同様の感覚が押し寄せてくるでしょう。

 

また頃合いを見て、

見返した時に感想も変わってくるだろうな。

それを楽しみつつ、今回はこの辺で。

 

 

 

書いた人

小田急線:@odakyusendayo